２０１３年９月１８日の授業から
投稿日時 2013-09-19 08:21:06 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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数日前大型台風が日本列島を襲い、甚大な被害が出ましたが、今日はとてもよいお天気の中、JWTCのクラスが行われました。始めて出席してくださった方もあって、和やかなうちにクラスが行われました。
礼拝のメッセージは＜ヤコブの手紙1章19節〜26節＞から、「良い人間関係をつくるために」と題して、3つのポイントでメッセージが取り次がれました。
�� 聞くのに早く
他の人に関心をもっている人の姿勢である。「聞くのに早く」とは、人の話を聞く人である。これはカウンセリング・マインドである。カウンセラーはひたすらじっと聞き続ける。言葉が途切れたとしても、その中に交流が起こる。それは相談者がカウンセラーに自分の気持ちを受け止められたと感じて、心に満足感をもつことができるからである。
�� 話すのにおそく
白石先生がカウンセリングをされた方の中に、３０分、息つく暇もなく話し続けていた方がしゃべり終え、白石先生に「あなたも何か話しなさい」と言われ、そのとき白石先生が「大変でしたね」と一言おっしゃられると、ほんとうに満足して帰られたそうです。相手の人の話をじっくり聞くことはとても大事なことで、じっくり聞いていれば、その人に語るべき言葉がわかり、見えてくるものであると語ってくださった。
�� 怒るのにおそく
感情的にではなく、理性的に話すことが大切である。「子どもを怒鳴ればたたくのと同じ悪影響」というウォール・ストリート・ジャーナル（９月９日発行）の記事から、親が戒めとしてひどい言葉を使ったり、たたくなどの体罰を与えると悪影響があることの調査結果から、「親が怒鳴ると、子どもの自己像を傷つける。もう能力や価値がなく、無駄な存在だと感じさせる」ということを改めて知った。
言葉には力がある。肯定的なことばは、人を生かすことができる。人を諭す事が大切であり、怒っても効果はなく、かえって反発をかうだけである。そして、人はきちんと聞いて心にとどめたら、そのことに応答していき、行動に至るのである。ほんとうの意味で、しっかりとみことばを聞き、そのみことばに聞き従う者となりたいものである。
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ３６２「アルコールや薬物の乱用」から学びが始めました。特にＰ３６３の「私たちこそ自分にとっての最悪の敵である」という箇所は、
とても考えさせられるものでした。他者との人間関係でも正しい境界線をもつことは難しいと感じるのですが、自分自身の内的な問題の対処は、さらに難しいものであると感じました。この箇所では、「意思を偶像化している」「意思の力だけでは役に立たないというのが事実」「ただ、歯を食いしばって頑張るだけでは癒されることがない」等々、とても考えさせられる課題でした。しかし、Ｐ３８０に「ほんとうの必要を取扱い、失敗し、思いやりのある忠言を得、結果を負い、回復されることを繰り返すたびに、あなたは内的境界線をより強固なものへと立て上げていくのです。」とありました。いつも白石先生は「人はどういう所に立っているか、どういう人間観をもっているのかは大切です。聖書は私たちに大切な土台、生き方を与えてくれるものです」と語ってくださいます。
今日も、自分自身を良く知り、正しい境界線をもつことの大切さを学びの中で痛感いたしましたが、「傷つけるのも人の言葉ですが、癒されるのも人の言葉です。肯定的な人を活かす言葉を話しましょう、「言葉には力がある」」という白石先生の優しい、力強い語りかけに心癒されて、感謝しながら帰途に着きました。
白石先生今日も有意義な学びをありがとうございました。
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