２０１４年２月２６日の授業から
投稿日時 2014-02-27 07:38:23 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日は白石多美出先生のＪＷＴＣお茶ノ水での最後のクラスとなりました。白石先生はＪＷＴＣ開講の１９９４年から２０年間の歩みをご一緒してくださった、大切なカウンセラーの先生のお一人です。白石先生はエホバの証人をご家族にもっておられる方々や、抜け出られても精神的に悩んでおられる方々の心の悩みを聞いてくださり、神学的な問題だけでなく心の問題に寄り添って、多くの方々を助け励ましてくださいました。そのお働きは、ＪＷＴＣでの講義を通して、ＪＷ問題に関わる者たちのみならず、クリスチャンである私たちにも、大変意義のある、人間として生きていく上でのとても示唆に富んだ有意義な学びでした。心から感謝申し上げます。そして、何よりも、私たち受講生は、白石先生の温かいキリストの愛に溢れたお人柄に接するときに心癒され、元気をいただくのでした。
この２０年の間、お祈りをもって快くお送りくださり、お支えくださった、日本基督教団春日部教会の役員の方々を始め、教会員の方々に心から感謝のお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
今日も和やかうちにクラスが始められ、久しぶりの方も数名来られて、嬉しいクラスとなりました。
礼拝は＜へブル人への手紙１１章１節〜３節＞から、３つのポイントでメッセージが取りつがれました。
�� 信仰とは実存的なものである
信仰は実際的なものであり、現実的なものである。日本の古くから「鰯の頭も信心から」という言葉があるが、その意味は、鰯の頭のようなつまらないものでも、信じるとありがたいものになる。それは信じる人の気持ちであるという意味だそうです。しかし、聖書は、神の言葉を中枢に置いており、「信仰は望んでいることを確信させる」と記しています。
�� 信仰は人生を導くものである
今日与えられた一日をどう生きるか。ただ、昨日もあった、今日もある、明日もあるよね・・・。という生き方ではなく、神様が今日一日を与えてくださった、生かされている目的があると信じるなら、信仰によって喜びが与えられ、生きる意味を見出すことができる。そして、神様は約束の言葉をもって、あなたの人生を導いてくださるお方である。
�� 信仰は神のご計画にゆだねていくものである
へブル書には、旧約聖書の時代の人々の目に見えないけれども神様の導きを信じていく姿が描かれている。そこには神様によって与えられた「救い」、「恵み」がある。神様にお委ねして生きていくことは、見えない方を信じお任せすることなので難しいこともあるが、神様に委ねることにより、神様がそこに立ち向かう、勇気を与えてくれるのである。聖書は、試練や困難を通して信仰も成長していくものであると記している。
礼拝後は、ヴィクトール・エミール・フランクル「夜と霧」から学びました。オーストリア・ウイーン在住の精神科医で、ただ「ユダヤ人である」というだけの理由で、過酷な強制収容所を余儀なくされた心理学者の体験から、「未来に希望をもつこと」が生きる力になることを学びました。フランクルは過酷な現実の中で、未来に希望を思い描き、それを見失うことがなかった人でした。
生きる意味を見つける三つの手がかりとして以下のことを挙げています。
�� 自分の仕事を全うする─創造価値。「創造活動」や「仕事」を通して実現される価値のこと
�� 愛は生きる力を与える─体験価値。自然とのふれあいや、人とのつながりの中で実現される価値のこと
�� 変えられない運命に直面して─態度価値。自分では変えることのできない出来事に、その人がどのような態度をとるかによって実現される価値のことです。
他に＜ほめる育児＞の毎日新聞の記事や、「アダルト・チルドレンと家族」から学びました。今日は信仰をもって生きることが、人生を意義あるものとして生きる根幹であることを学ぶとともに、何を信じているのかが大事なポイントであることを学ばせていただきました。大変考えさせられる中身の濃い、心に響く有意義な学びでした。 （資料ご希望の方は事務局までご連絡ください）
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