２０１４年７月９日の授業から
投稿日時 2014-07-10 19:43:35 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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台風の到来が心配される中、今学期最後のクラスが開かれた。礼拝では、ローマ人への手紙15章22節から29節より、「パウロの働きの展望」というメッセージがあった。ローマ人への手紙は客観的な神学論文ではなく、ローマ教会の必要に答えた手紙であり、パウロは自分の伝道の中身と戦略を明らかにしている、との解説に納得した。いつものことながら、聖書の読み方のヒントが詰まっている説教だった。多くの方々に聞いて、聖書を知っていただきたいと思う。
礼拝後のクラスでは、ものみの塔の信仰にとって一番大きな問題は、「従順」という言葉のもとに、信者を「考えない人」につくり変えてしまうことにあると学んだ。自分のエホバの証人時代の経験が思い出され、本当にそうだと思わされた。
午後のクラスでは、2011年3月11日からの一週間、福島第一原発の事故を巡って何が起こったのかを考えた。現場で事故処理にたずさわった人々、東電本部の無責任な対応、菅首相を始めとする政府関係者の無能なリスク管理、保安院や安全委員会の問題点、マスコミに現れた問題点、被災した福島県の市町村の人々の対応など、多方面の人々の実態が明らかにされた。キリスト教界では、原子力そのものに関わる神学的、抽象的な議論しかなされていないことに対する苦言もあった。聖書を入り口に使うのではなく、出口で使うという、中澤牧師の考えがだんだん分かってきた。こういう学びを、クリスチャンであるなしにかかわらずすることが大切だと思った。
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