２０１１年６月１日の授業から
投稿日時 2011-06-02 06:03:39 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日は大野キリスト教会の背山藤枝先生をお招きしてのクラスでした。いつもながら和やかな雰囲気でのクラスです。礼拝メッセージはマタイの福音書９章９節〜１３節からでした。イエス様に出会って新しい人生に変えられたマタイの生き方から、もう一度私たち自身の歩みを振り返り、歩みの原点を考えさせられ、正された思いでした。３.１１の大震災以来、日本中が皆自分の生き方を問いただされている印象を受けています。私たちはみな、生きている現実の中で、パリサイ人と同じような反応をするお互いではないでしょうか。それはある意味正しさもあると思います。しかし、イエス様の視点は、全く違い、当時の社会の中で罪人として嫌われていた取税人であるマタイに対し、声をかけ、一緒に食事をされました。そしてそれを非難するパリサイ人に対して、「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。」と言われたのです。マルコやルカの福音書の並行記事ではマタイのことを「収税所にすわっているレビ」と書かれていて、マタイの福音書の中では「収税所にすわっているマタイ」と書かれています。マタイは福音書の中で自分の名を言っていることは、驚くべきことであり、イエス様に出会って解放されたということを意味しているのだと思います。例えば不治の病にかかって治った時のことを考えると、治ったことを人々に告げ、もし同じ病気にかかっている人がいると聞いたら、出かけて行ってでもそのことを伝えるのではないでしょうか。とすれば、イエス様に出会い、本来の自分の生き方に立ち返ったマタイは、自分が取税人であったことをも人々に告げ、自分の病を治してくださったイエス様のことを人々に告げるために、この福音を書いたのだと思います。私たちは医者にはなれないけれども、名医を紹介することはできます。信仰生活の中で、自分が経験し、通ってきたことには重荷をもつことができます。例えばエホバの証人から抜け出ることができた人は他の人の重荷を負ってあげることができるでしょう。聖書には「無学なただ人」であった人々が、イエス様にあって「ただ人」ではなかったことを思わされるたくさんの記事が書かれています。私たちもイエス様に出会い変えられた者として、悩み、苦しんでいる方をイエス様のもとにお連れしようではありませんか。と励ましのメッセージをいただきました。講義�気任蓮�旧約聖書の概観を講義してくださいました。旧約聖書はモーセ五書（トーラー）、歴史書、詩歌（智恵文学）、預言書（大預言書、小預言書）に分かれていること。また、モーセ五書は、創世記（天地創造）と出エジプト記〜申命記（イスラエル民族の祖先となったアブラハムの四代の出来事、歴史）に分かれていて、それぞれに書かれている全体を、わかりやすく講義していただきました。午後からは、最初に松島兄が日本人への伝道について、「世間」と「社会」ということをテーマにお話しくださいました。いつもユニークな考え方で、私たちを刺激してくださいます。そののち「対人関係のあり方」をグループワークなども取り入れながら楽しく学びが続けられました。相手に対して、自分の気持ちを伝えることが大切であることを学びました。五分間、相手の話を黙って聴くというグループワークの後、受講生の感想は、「聴いてもらって楽になった」「整理ができた」「嬉しかったことが話せた」「安心した」「すっきりした」「聞けて良かった」等々でした。それぞれが収穫を得ることができた有意義な学びでした。
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