２０１１年６月８日の授業から
投稿日時 2011-06-08 20:33:58 | カテゴリ： 今週のメッセージ
|
小雨ぱらつく中で始まった今日のクラス、出席者はちょっと少なかったのですが、とてもすばらしい学びとなりました。
礼拝では、ヘブル2:6-13より「キリストの十字架の死が、人間の地球に対する支配権を回復した」というメッセージでした。このようなヘブル人への手紙の十字架理解は、パウロの（ローマ人への手紙やガラテヤ人への手紙に見られる）信仰義認という十字架理解比べ、勝るとも劣らぬ非常に重要なところです。ところが、この箇所を重要視している説教者はほとんどいないそうです。それは福音を大変貧しいものにしてしまっている、と中澤先生は語られました。
これで、東日本大震災をどのようにとらえたらよいのかというテーマに対し、三番目の柱が打ち立てられた（他の柱については、今すぐ音声のメッセージを聞いてください）。
さらに午前のクラスでは、「神の永遠の真理」と「聖書に見られる啓示」と「その啓示の人間による理解」の間には違いがある。ところがその三つを同一視し、絶対化しているのがものみの塔の間違いである。しかし、キリスト教の福音派もまた、同じ間違いを犯してしまっている、との指摘がありました。人が「神にまつわること」を理解するとき（これを神学という）、人それぞれによって皆違うはずだという当たり前のことを、いつの間にか忘れてしまっている自分に気づかされました。
午後のクラスでは、原発の問題や政治に対してどのように理解したらよいのか、ということについて考えさせられました。日本人のほとんどが、自分で考えることをやめ、マスコミや風評に踊らされている実態について考えさせられた。
最後の1時間は石坂元長老が組織の話をしてくださいました。
これまで独身者のために開かれていた聖書学校が今後は妻帯者に開かれていくことが決められたことが紹介されました。そして統治体がこのように決定した背後にどのような意図があったのか、石坂元長老がご自分の経験を踏まえて解説してくださった。普段ほとんど聞くことのない、組織内のおかしな人間関係を浮き彫りにしてくださいました。狭い世界の中でいつもランク付けされている証人たちは誰かを否定する事で自己確認をしているのかと感じました。
|
|