2011年6月15日の授業から
投稿日時 2011-06-16 09:32:50 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日のクラスは遠方より出席された方々もあり、とてもにぎやかでした。
礼拝では、ヨハネ16:33のイエスの言葉と�汽灰螢鵐�10:13のパウロの言葉から、「キリスト者も例外なく多くの困難に出会うことを覚悟しなければならない」というお話でした。
特に、東日本大震災をどう見るかという5つのポイントの内の4番目の柱について紹介がありました。キリスト者は、このような震災を天罰とか悪魔の働きととらえてはいけない、むしろ苦悩そのものに真正面からぶつかり、克服していく努力こそ大切である。キリスト者は、この際、地球の成り立ちや地震が起こるメカニズムをしっかり学ぶべきだ。さらに、過去の津波のデータを真剣に分析したり、原発にまつわる問題点について真剣に向き合わねばならないと語られました。人は、特別な専門家でない限り、問題が起こらなければ、その問題について考えることはしない。問題にぶつかって初めて考えるのはごく自然なことである。だから、キリスト者はにわか地震学者になり、にわか原発研究者になればよい。そうすることによって、私たちは初めて「地を支配する」という使命を果たすことができるのだと学びました。私にとっては、これまで考えたこともない問題提起でした。
午後のクラスでは、20年以上も組織に忠実だった現役のエホバの証人の証をお聞きしました。この方は、ある問題を契機に組織に疑いを持つようになり、5年間も迷いに迷って、組織を離れる決心をされました。その決断に踏み切らせたのは、かつての統治体員レイモンド・フランズが書いた『良心の危機』だったそうです。私もその書物を通して、組織の間違いを確信したので、とても興味深くお話を聞きしました。
最後に、教理にも、組織の在りようにも疑問を持たないエホバの証人に対して、どのように接したらよいのかということが話し合われました。一般的常識からみておかしな組織の教えを取り上げ、具体的にいろいろな例を挙げながら問題点を指摘し、組織の教えがいかに理不尽であるかを説得する方法です。今のエホバの証人たちは、自信にあふれていた、かつての証人たちとは違い、ほとんど思考停止の状態になっていることを改めて考えさせられました。そのような証人たちをあきらめることなく、何とか気づいてもらうためにこの働きを続けてくださっている中澤先生に頭が下がる思いで帰宅の途につきました。
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