２０１１年７月６日の授業から
投稿日時 2011-07-06 21:42:08 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日も30度を超える暑い一日、電車の事故があったようで中澤先生は30分ほど遅れて来られました。そしてお部屋に入るといきなりピリピ3:13-16より「物事の中には絶対に拒否しなければならないことと、相対的なこととして受けとめるべきこととがある」と説教し始めた。
パウロは、ユダヤ教を土台にして信仰を広めている人々を「犬」、「悪い働き人」、「キリストの十字架の敵として歩んでいる人々」と断罪し、拒絶した。その一方でパウロは、自分のユダヤ教の経験を「ちりあくた」と考え、そのすべてを捨て去って、神の栄冠を受けようと一心に前向きに生きていることをあかしした。このようなパウロの生き方に対しては賛否両論があったことだろう、それは相対的なことがらなのだからいろいろな違いがあってよい。もしある人の意見が間違っているなら、神が修正してくださるはずである。私たちは、とりあえず自分が確信しているところを基準として生きていけばよいと励ましてくださいました。とても説得力があるお話でした。
続く午前のクラスでは、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業の進め方が紹介されました。これによって、学問的な真理に近づくには、いろいろな道（授業の仕方）があることを教えられました。NHKで放映された時にみていました。学生たちが自由に意見を出していたのががとても新鮮な感じがしたのを思い出しました。
午後のクラスでは、6月26日に大野教会で行われた教育セミナーの「キリスト者は震災の問題をどのようにとらえたらよいのか」という講演の後半部分が扱われた。この講演は、中澤先生が30年前日本の福音派の中で起こした失敗を二度と繰り返したくないという強い思いから発題されたそうです。確かに、カトリック、プロテスタントを問わず、キリスト教会の中ではこのような見方を提唱している人はいない。並々ならぬ思いでキリスト教界に一石を投じようとされているのだな、と感じました。私も、もう一度じっくり読み、自分なりの考え方をしっかりもって歩みたいと思わされました。
続いて、M兄が、原子核の問題を解説してくださいました。
そして最後に、石坂さん（エホバの証人の元長老）が最近のものみの塔文献は、キリスト教を大いなるバビロンと断罪することをやめ、キリスト教の教派の一つになろうとしているのではないかと問題を投げかけてくださった。さすがに元長老だけあって、組織の出版物を鋭い切り口で切っていく。とても興味深い分析で、時間さえ許されれば、もっともっといろいろなことをお聞きしたかった。組織もだんだん追い詰められて現状維持に躍起になっているのかなとも感じました。
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