2011年10月5日の授業から
投稿日時 2011-10-06 08:47:41 | カテゴリ: 今週のメッセージ
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朝晩とても冷え込む季節となりました。 今日は日本基督教団春日部教会の白石多美出先生のクラスでした。 外は雨が降る肌寒い一日でしたが、お部屋の中では、カウンセリングの学びがいつものように和やかなうちに行われ、身も心もホカホカ温かくなりました。 今日の礼拝は「ローマ人への手紙5章12節~21節」から、「人間とは何か」を考えながら、み言葉に耳を傾けました。この世は比較論の世界であり、自分をどう見るかということにおいても、常に人との比較で見ていき、優越感を感じたり劣等感を感じたりします。しかし聖書に書かれている人間観は、「神様に似せて造られた存在である人間」というところからのスタートで、そのことを受け入れ、信じるなら全く違う人間観となることを知りました。そして常に神様に焦点を合わせると失望感はなくなり、希望を見出すことを教えていただきました。また、人は神と向き合って生きる存在と造られたものであり、神様は人間に自由意思を与えられましたが、一人の人が神に背を向けたときに罪が入ってきて、人は死ぬ存在となりました。でも私たち人間をこよなく愛していた神様は御子イエス・キリストをこの世にお送りくださり、神様の絶対的な赦しをお与えくださったことを聞きました。どんな人間観、人生観、何を信じて生きていくのか、その選択を間違えないで生きることは本当に大切なのだと、改めて思わされ心に響きました。 そののち、「傷つかない&傷つけない会話術」のテキストから、カウンセリングの学びが続けられました。「良い人間関係をもつにはどうしたら良いか」と常に考えることはとても大切なことで、親しい間柄でも意識をきちんともって会話することが大切なことであると学びました。心理学者のベンダーとハストーフの「対人認知能力の実験」によると「長い付き合いで、とても親しく、心を許し合っている親友同士は、相手がどういうときにどういう行動をとるかをかなりの正確さで予測することができる」しかし「なぜそういう行動をとるのかという内容に関しては、50%以上は誤解している」ということがわかっているそうです。そして、日本人特有の「察してくれる」ということは無理難題で、察してくれる確率は50%だと学び、大変驚きました。でも分かり合えないことがあっても本当の親友であることを学び、今まで「親友とはこのようであるべき」と間違った人間関係のあり方を考えていたことに気づかされました。もっと早くこういう学びをしていたら良かったのにと毎回思わされますが、「そのように気づくことが大切なのです。今からでも大丈夫ですよ。」と白石先生から温かい励ましを受け、心が軽くなりました。これからもより素晴らしい人間関係を築くために、この学びが続けられていくことを願い、またこの学びが人生を歩む上で多くの方々の助けになりますように心から祈ります。今日も良き学びのときをありがとうございました。
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