2011年11月16日の授業から
投稿日時 2011-11-17 07:13:46 | カテゴリ: 今週のメッセージ
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青空の美しい秋の一日、今日も素晴らしいJWTCの学びが始まりました。 礼拝では、Ⅱコリント3:1-11より「私たちを推薦してくれる人たち」というテーマでメッセージが取り次がれました。 パウロは、「自分が牧会した人たちこそ自分の推薦状になるべき人たちだ」と確信していました。しかも、彼らをそのように育ててくださるのは、自分たちの力ではなく「御霊のお働き」によることを確信していました。牧師のお仕事は「人を形成していくこと」にあります。その形成とは、キリスト者それぞれが自分の置かれた立場において与えられた賜物を十分に生かし、思う存分それらを活用して神様から与えられた使命を果たすことにある。そうさせてくださる御霊に信頼することこそ最も大切なことであると語られました。 引き続きの午前中のクラスでは、先週土曜日に行われた「被害者全国集会」のご報告がありました。この集いは17年目を迎えていますが、この間にものみの塔組織は大きく変化しました。それに伴い、エホバの証人たちもまた大きく変わりましたし、二世・三世の出現に伴い、被害者の内容も実態も大きく変わってきたことについて、共に話し合いました。 午前の残りの時間と午後の初めの時間は、『ものみの塔誌』11月1日号の「エルサレム陥落の年代はいつか」という記事を扱いました。特にものみの塔協会が紀元前607年を主張する証拠として提供している「VAT4965」について集中的な学びをしました。これまで組織は、VAT4956はセレウコス朝の粘土板であり、記述されている天文学現象は300年ほども古いものなのであてにならないと教えてきました。ところが、協会はその考えを一転させ、この粘土板は正確な天文学的な現象を記述しており、紀元前607年を支持していると主張を変えたのです。 クラスでは、この粘土板がどのような内容のものなのかが明らかにされ、ものみの塔がいかにごまかした論理を駆使して自説を主張しているかということを解説してくださいました。 最後に石坂元エホバの証人の長老が、一人の男性がどのようなステップを経て一人前のエホバの証人に育てられていくのか、ユーモアを込めて明らかにしてくださいました。さらに、神権宣教学校で使われるテキストを通して、説得力に富む話し方、聖書の読み方などについて、実演を交えながら教えてくださいました。
VAT4956の存在は日常ではふれることはないでしょうし、知りません。 何としても607年にこだわらなければならない組織の足元が揺らいでいるのではないでしょうか。それにしてもアメリカに行ってまで徹底的に調べられる中澤先生にただ敬服するばかりです。そのような中澤先生のお姿が「ものみの塔」に打撃を与えてきていると実感しました。先生のお働きに心から感謝いたします。
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