２０１２年１月１８日の授業から
投稿日時 2012-01-18 18:25:59 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日はいくつかの電車路線で人身事故があり、受講生たちの集まりが遅く、30分ほど遅れてクラスが始まりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�4:11-18より、「困難な中でどのように生きたらよいのか」というメッセージを取り次いでいただきました。キリスト者は「艱難」の中に生きることを余儀なくされている（17節）。その困難は死に至らしめるほど大きなものである（10-12節）。ところがそれは、イエスの復活にあずかることに通じており（10-11節）、最終的には多くの人々に命をもたらす結果となる（12-15節）。だからキリスト者は、この世の見える一時的なものではなく、永遠に続く栄光に目をとめて歩むこと（18節）。昨日17年目を迎えた阪神大震災、そして昨年3月の東日本大震災などの苦しみを心に留めながら、今日の聖書からのメッセージをお聞きしました。
午前のクラスでは、受講されている牧師から「原発をどのように考えたらよいのか」という質問があり、その可否をめぐってそれぞれが自分の意見を述べ合った。聖書を信じるキリスト者の間であっても、皆違う意見をもってもいいのだとお聞きし、とても安心しました。こういう日常問題の一つ一つに、皆自分なりの回答を持つ必要があるのですが、実際にはそんなに簡単に回答が出るわけではありません。いろいろな角度から考え、自分の姿勢を確立していくことが大切なことだと理解しました。
また、「王国宣教」2月号の紹介がありました。いつもながら4月5日の「主の記念式」に人を誘おうという記事一色。エホバの証人時代は、こんな意味のない細かなことにたくさんの時間を使っていたのかと思うと、自分で自分に腹が立つといわれる方もいました。
午後のクラスでは、「進化論」の講義シリーズの二回目。特に、1925年アメリカのテネシー州で起こった「スコープス裁判」、あるいは1980年代のアンカンソー州における裁判の経緯を詳しく学んだ。この裁判の背景、経過、そして今日への影響などについて詳しく教えていただき有意義でした。
また、カトリックの世界では、1950年にピウス12世が、そして1996年にはヨハネ・パウロ2世が進化論を容認していく回勅を出していたことを知りました。これまで断片的に聞いていたいろいろな事柄が、まとまってきました。
学びの中で、自分では正しいと思い込み、信仰と熱心さで行動することの愚かさを改めて感じさせられた。マインドコントロールとは、結局反対意見に謙虚になって聞く耳を持たないことなのです。このコントロールは、ものみの塔だけでなく、宗教の世界ではどこでもよく起こることらしい。平均的な日本人は、その辺のところを鋭く嗅ぎ取って、宗教に対して胡散臭さを感じるのでしょう。
ものみの塔の間違いを指摘するだけでなく、ご自分が通られた道にも同じような間違いがあったことを率直に認めて話される中澤牧師の姿勢に、深い共感を覚えます。私にとってこのクラスは、多角的な視点から考え、もっと幅広い世界の中で生きていくように導いてくれる、とても貴重な時間です。
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