２０１２年２月２９日の授業から
投稿日時 2012-03-01 08:34:22 | カテゴリ： 今週のメッセージ
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今日は朝から一面の銀世界で、交通機関も乱れましたが、定刻を２０分過ぎただけでクラスを始めることができました。今日は春日部教会の白石多美出先生をお招きしてのカウンセリングの講義でしたが、初めての方が２名出席してくださり、大雪にも関わらずたくさんの方々と充実した有意義な学びをすることができました。
礼拝はピリピ人への手紙４章４節〜７節から、私たちが生きていく上でいつも「喜び」のある人生であるならばそれ以上のものはなく、決して消すことのできない喜びは、神様が与えてくださるものであることを学びました。５節では広い心をもつことが勧められていますが、広い心の人は自分と違う人を受け入れることができる人であり、他の人を排除したり、否定したりしない、神様から与えられた真の喜びをもっている人であることを知りました。６節では、思い煩うことをやめ、神への感謝、祈りをささげ、神に心の思いを打ち明けることが勧められています。聖書を読むときに神様から慰め、励まし、希望が与えられます。それは、人知を超えた神の平和であり（７節）、それを手にするには、自分の頑張りではなく、神の約束のことばを信じるときに神様が実現してくださることだと教えられました。神様を信じることの素晴らしさが心に迫りました。
続けて午前の学びは、境界線（バウンダリー）の書籍の第３章「境界線の問題」から始まりました。
初めての方を交えて活発なクラスとなりました。ある方は、この学びをし、今まで「ノー」と言えなかったことに「ノー」と言えるようになり、とても楽になったとお話してくださいました。また初参加のある方は、「よくわからないことが多かったけど、深刻なことを話しているのに、なんだか皆さん楽しそうに見えた。」と正直な感想を述べてくださいました。
きょう学んだ第3章では、境界線に関わる主な問題を分類し、考えを整理する手掛かりを提供してくれます。
�� 迎合的な人たち
この人たちは、境界線の傷を抱えているが故に、悪いことに対して「はい」と言ってしまう、つまり「ノー」と言って自らを守る必要のある時に「ノー」と言うことができないのです。これは、相手の感情を傷つけることを恐れるなど様々な恐れによって起こります。迎合的な人は、自分の選択によってではなく、恐れのゆえに境界線をほとんどもたないまま、むやみに責任ばかり負ってしまいます。
�＿麋鯏�な人たち
この人たちは、自分の必要を認識し、他者に支援（助け）を求めることができず、自分に必要のあるときに身をひいてしまい、良いことに対して「ノー」と言ってしまうのです。彼らは自分の問題や当然の必要を何か悪い、破壊的なもの、恥ずかしいものと感じてしまうのです。
迎合的で回避的というニつの境界線問題を同時に持っている人たちもいます。彼らは、悪を拒絶することができないばかりでなく、自分が人には快く差し伸べる支援の手を、自分は人からは受け取ることはできません。
�∋拉枦�な人たち
支配的な人たちは、他者の限界を尊重することができません。彼らは自分自身の生活に責任を負いたくないため、他者を支配するのです。支配的な人たちには強引な支配者と操作的な支配者の2種類のタイプがあります。前者は、明らかに他者の境界線に耳を傾けようとせず、時として言葉や身体的な虐待をすることもあります。しかしほとんどの場合、他者にも境界線があるのだということに気づいていないだけなのです。後者は、強引な支配者ほどわかりやすくありませんが、自分の思い通りに事を運ぶため、間接的に状況を操作し、巧みに「はい」と言わせるのです。支配的な人たちはしつけられていない人たちであり、彼らが自分自身の境界線を守るようになるたけには、他者の境界線に耳を傾けることを学ぶ必要があります。
�Ｌ吉娠�な人たち
このタイプの人たちは、他者の必要に耳を貸すことができません。私たちは、神が私たちの人生に送り込んだ人に対して、ある限度内で面倒を見たり助けたりする責任があります。無反応な人たちは、他者の必要に対して批判的な精神を持つ人たちと自分の欲求や必要に浸っているために他者を除外する人たちの二つのグループに分けられます。
境界線に関する最後の問題は、機能的境界線（課題、プロジェクト、仕事などを完成させるための能力）と関係的境界線（自分が関わりを持つ人々に対して真理を語る能力）の区別があげられます。
境界線がどのようにして作られていくのかは、私たちが育った家庭環境と深くかかわっています。第4章では境界線ができるまでを学んでいくことになります。
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