今日は、小雨降る中、御嶽山の災害のニュースに心を痛めながらクラスに向かいました。礼拝では、創世記3:1-7より、「最初の人間の堕落事件」というメッセージが取り次がれました。この箇所はこれまで何度も何度も読んできました。また、いろいろな読み方を聞いて、たくさんの疑問をもっていました。ところが今日は、聖書を読むコツみたいなものを説き明かしていただいたので、その疑問が皆解消しました。私の信仰にとって大変役立ちメッセージでした。この頃は、ＪＷＴＣの学びの影響でしょうか、幅広い心で聖書を読むことができるようになり、聖書の面白さを実感するようになりました。
午前のクラスでは、信仰と教理と神学を区別することが、「被造物管理の神学」の根幹に横たわる考え方で、ここが分かれば、「被造物管理の神学」の奥義を会得することができる、ということでした。
午後のクラスは、イギリス在住の恵子ホームズさんの講義でした。大東亜戦争のときに、日本軍によって捕虜とされたイギリス兵たちへの「謝罪と和解運動」のお話でした。以前、この種のお話をお聞きしたときは、人間愛に感動しただけでした。しかし、最近は、「被造物管理の神学」を学んだからでしょうか、クリスチャンとしてこういう働きがとても大事なことだと理解できるようになりました。私の神学が大きく変えられ、すべてのことを信仰的にとらえることができるようになったのだと思います。
このＪＷＴＣの学びによって、自分自身がいやされ、解放され、大きく変えられていくことに気づきました。神様に心から感謝し、帰途に就きました。
今日は久しぶりの秋晴れで、気持ち良い一日でした。礼拝では、創世記2:14-24より「最初の人間の三つの管理業」というメッセージが取り次がれました。創世記2章と1章の間には、創造された順序、状況、内容、神名などの違いがみられる。この違いは、資料の違いによるのか、それとも視点の違いからくるのか、という問題が扱われた。そして、創世記の記録は「神学的な歴史」を読み取らねばならない、と話してくださった。「神学的な歴史」とはどういう歴史なのだろうか、「一般の歴史」とはどのように違うのだろうか、メッセージを聴きながら、ずっと、いろいろなことを考えさせられた。
被造物管理の神学から読むと、この2章では、最初の人アダムは、3つの管理業務を果たしている。一つは自分を管理すること、二つ目は動物を管理すること、そして三つ目は人間社会を構築していくこと、である。こういう読み方は、確かにパラダイムシフトした聖書解釈だろうな、とおぼろげながら分かってきた。
午前のクラスでは、現代社会の人々は、現代の文化や学問を背景に聖書やキリスト教の信仰を理解している。それは、絶対的な真理というより、今の時代という基盤に立ったときの真理である。今の時代の見方であれ、聖書の時代の見方であれ、いずれもすべては相対的なものであるというのは、私には、まだしっくりきていない。
午後からは、大野教会の香西さんのお話をお聞きした。香西さんは建築の設計者で、大野教会を始め、数多くの教会堂建築を手掛けてこられた方である。その背景にある御苦労などをお聞きした。また、物事の判断の仕方とか、教会との関わり方、ご自分の信仰について、いろいろな角度から、普段聞けないたくさんのことをお聞きできてよかった。こういう信徒が大野教会の働きを支えているのだと知り、うらやましく思った。
朝晩が涼しい秋の季節となりました。今日も、ＪＷＴＣの楽しいクラスで学ぶことができました。礼拝では、創世記2:1-3で「神は七日目に何をしているのか」というメッセージがありました。まず、七日目はいつ終わったのだろうか、という質問から始まりました。そして、七日目を祝福されたとか、神が休むとはどういう意味なのか、という説明が旧約聖書よりありました。それは、神が六日間で創造された世界は、神にとっての神殿であり、神がそこで支配されていることを表す、というものでした。神は今休んでいるのではなく、安全な場所で新しい働いを始められたのだという創世記2章の読み方にハッとさせられました。そういう解釈を聞いたことがなかったので、とても考えさせられました。
午前のクラスでは、先週土曜日に行われた「ものみの塔被害者全国集会」の報告がありました。輸血拒否死亡者の追悼会が行われたということに興味を持ちました。また、「王国宣教」の9月号から、エホバの証人たちが再訪問をするときのマニュアルを学びました。
午後からは、鈴木先生がお話してくださいました。仏教の中にある放蕩息子の例え話を取り上げ、聖書の例え話と共通点や相違点などを話し合いました。先生は、キリスト教と仏教の間にも対話を成り立たせ、宣教の道が開かれないだろうかと、問題提起をしてくださいました。
最後に中澤牧師が、なぜ今、「被造物管理の神学」を全キリスト教界に披露しているのか、その背後にある思いを分かち合ってくださいました。これからのキリスト教界が歩むべき道を見据え、将来のために解決しておかねばならないことに真剣に取り組んでおきたいという思いを垣間見させていただきました。
今日も、神様からのたくさんの恵みをいただいて、帰途につきました。
今日は、秋晴れとはいきませんでしたが、秋の涼しさを感じる、過ごしやすい一日でした。今日から、待ちに待った二学期の学びです。礼拝では、創世記1章26節から28節より、「神のかたちに造られた人間」というメッセージが取り次がれました。人間がどれほどすばらし存在として造られたのかという点を、改めて、深く考えさせられました。これから、被造物管理の神学に立って、聖書全巻を少しずつ解説してくださるということでした。とても愉しみです。
午前中のクラスでは、夏休み中に起こったさまざまな事柄を分かち合いました。特に創造科学主催の「聖書と科学のカンファランス」や、新城にある日本リバイバル聖書神学校での「公開シンポジウム」の話は、普段あまり接したことがない世界の話で、自分の視野が大きく広がりました。
午後のクラスでは、大野教会の藤田さんが、戦争体験を中心に証をしてくださいました。90年の波乱万丈の歩みを、神の恵みの中で捉えておられる姿に、自分たちも見習いたいと、一同感じました。特に、戦争は絶対にしてはいけないというメッセージが、心に残りました。
その後、日本の原発の再稼働を考えるとき、「原発の歴史」をしっかり学ぶ必要がある。歴史には、その課題が抱えている全ての問題が時の流れの中で現れてきているはずだ、という見方を教えていただきました。今日は、1939年にドイツで「核分裂エネルギー」が発見されたこと、アメリカのマンハッタン計画、そして日本の仁科芳雄氏を中心とした「二号研究」や京都大学を中心とした「Ｆ研究」などについて、詳しい紹介がありました。私にとっては知らないことばかりで、一つ一つが大変興味深いものでした。
今学期もすばらしい学びができそうで、楽しみです。喜びをもって家路につきました。
台風の到来が心配される中、今学期最後のクラスが開かれた。礼拝では、ローマ人への手紙15章22節から29節より、「パウロの働きの展望」というメッセージがあった。ローマ人への手紙は客観的な神学論文ではなく、ローマ教会の必要に答えた手紙であり、パウロは自分の伝道の中身と戦略を明らかにしている、との解説に納得した。いつものことながら、聖書の読み方のヒントが詰まっている説教だった。多くの方々に聞いて、聖書を知っていただきたいと思う。
礼拝後のクラスでは、ものみの塔の信仰にとって一番大きな問題は、「従順」という言葉のもとに、信者を「考えない人」につくり変えてしまうことにあると学んだ。自分のエホバの証人時代の経験が思い出され、本当にそうだと思わされた。
午後のクラスでは、2011年3月11日からの一週間、福島第一原発の事故を巡って何が起こったのかを考えた。現場で事故処理にたずさわった人々、東電本部の無責任な対応、菅首相を始めとする政府関係者の無能なリスク管理、保安院や安全委員会の問題点、マスコミに現れた問題点、被災した福島県の市町村の人々の対応など、多方面の人々の実態が明らかにされた。キリスト教界では、原子力そのものに関わる神学的、抽象的な議論しかなされていないことに対する苦言もあった。聖書を入り口に使うのではなく、出口で使うという、中澤牧師の考えがだんだん分かってきた。こういう学びを、クリスチャンであるなしにかかわらずすることが大切だと思った。