今日は、ＪＷＴＣリニューアルの第一日目で、大野キリスト教会にて始めて開かれました。神学公開討論会ということもあり、ＪＷＴＣ関係者以外の方々も多く、60名近くの出席者でした。
礼拝では、ローマ人への手紙12章1〜8節より「信徒を中心にした教会」というお話がありました。冒頭、オランダのクレーマー博士が50年前に日本の牧師たちに語られた苦言が紹介され、日本のキリスト教界全体のその後の動きが概観されました。その中で、信徒ひとりひとりが「自分の神学」をもつことの大切さにふれられたことが、とても心に残りました。
午前中のクラスでは、中澤牧師より「創世記1章の新しい解釈」の説明がありました。出席者たちは、お昼を挟んで6つのグループに分かれ、講義に対する自分の考えを述べ合いました。午後のクラスでは、その話し合われた結果が発表され、それに対して中澤牧師が応答する、という形で進められました。
経験豊かな牧師たちから求道者に至るまでの出席者の考えをお聞きしながら、聖書にもさまざまな解釈が可能であること、そういう中で自分の考えをもっていくことの大切さを教えられました。このような神学の公開討論は、エホバの証人時代にはなかったことで、戸惑うこともたくさんありましたが、とても新鮮で楽しいものでした。
新しく再スタートしたＪＷＴＣの学びが、いよいよ神様からの豊かな祝福を受けますようにと、心よりお祈りしています。
今日は、朝は寒さを感じましたが、春の暖かい一日となりました。お茶の水クリスチャンセンターにおけるJWTC最後のクラスということもあり、60名を超える方々が参加してくださいました。「たくさんの出会いに感謝して」というサブタイトルで行われましたが、ほんとうに多くの出会いがあったのだと、改めて思わされて、久しぶりにお会いできた方々が、ご自分の人生を喜んで歩まれている姿に、ともに喜び、感謝いたしました。礼拝では、ローマ11:33-36より「神の御計画は測りがたい」というメッセージが取り次がれました。ローマ人への手紙9章から11章は、普通「ユダヤ人問題」でカッコに入れて読まれます。しかし、1-5章が信仰、6-8章が教理、9-11章が神学、12-16章が実践と分けて読むのがよい、と整理してくださいました。そして、この「神学」の最終部分においては、パウロは、いろいろ考え、議論を展開しているが、神のご計画や知恵は、人には分からないと結論付けている、いうことでした。
礼拝後の午前中のクラスでは、白石先生、草刈先生、藤原先生、森田先生、丸山先生、知識先生からJWTCの果たしてきた役割についてお証がありました。
昼食をいただきながらの交わりは、新しい出会いの場所ともなり、和気あいあいの内に楽しい一時となりました。
午後からは、山口、広島、名古屋、神戸、新潟などの遠方から駆けつけてくださった受講生の方々、これまでクラスを支え続けてくださった方々が、一言ずつ証をしてくださいました。改めて、このクラスが大きな働きをしていたことを知ることができ、神様の御名を賛美しました。
2014年度の春のクラスは、4月16日から毎週水曜日、時間は今まで通りで、場所だけ大野キリスト教会に移動して続けられることになりました。最初のクラスでは、創世記1章より「世界はなぜつくられたのか」という講義だそうです。午後からは、その講義を受けて、公開デベイトが行われるということでした。
これまでのJWTCの働きに対し、神様に心から感謝しました。これからもまた、この働きを支えていきたいと思っています。JWTCを続けてくださった中澤先生をはじめ、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
今日は一日雨の日だった。JWTCのお茶の水のクラスも来週を残すのみとなったからであろうか、今日もたくさんの方々が出席された。礼拝では、ローマ9-11章より、「パウロのユダヤ人神学」というメッセージが取り次がれた。まず、信仰と教理と神学の違いが説明された。そして、パウロは、聖書を引用し、論理を組み立て、神の視点に立って「ユダヤ人問題」について神学を構築した、と話してくださった。従来とは違った聖書の読み方を教わり、目が開かれた。
午前から午後にかけて、ドイツのケルン・ボルンの日本語教会の牧師をしている斎藤牧師が、話をしてくださった。エホバの証人からキリスト者になり、牧師になったいきさつなどを証してくださった。さらに、ドイツの教会事情、ドイツにおけるエホバの証人の活動、その他ヨーロッパの日本語教会の現状なども話してくださった。
最後の時間は、創世記1章の読み方の講義があった。特に、七日目に神が休まれたとは、神は何もしていないということではなく、創造が終わり、新しい段階に入ったということである。古代中近東の神殿における新年祭神の問題とからめ、七日目には創造物を適切に動かしていくという「支配の働き」をしておられるが、それは神殿における神の働きだった。つまり、この宇宙は神殿に見立てられている、という解釈を、教えてくださった。このような新しい解釈を教えていただき、とても大きな励ましになった。今日もすばらしい学びができ、喜びがいっぱいになった。
今日は白石多美出先生のＪＷＴＣお茶ノ水での最後のクラスとなりました。白石先生はＪＷＴＣ開講の１９９４年から２０年間の歩みをご一緒してくださった、大切なカウンセラーの先生のお一人です。白石先生はエホバの証人をご家族にもっておられる方々や、抜け出られても精神的に悩んでおられる方々の心の悩みを聞いてくださり、神学的な問題だけでなく心の問題に寄り添って、多くの方々を助け励ましてくださいました。そのお働きは、ＪＷＴＣでの講義を通して、ＪＷ問題に関わる者たちのみならず、クリスチャンである私たちにも、大変意義のある、人間として生きていく上でのとても示唆に富んだ有意義な学びでした。心から感謝申し上げます。そして、何よりも、私たち受講生は、白石先生の温かいキリストの愛に溢れたお人柄に接するときに心癒され、元気をいただくのでした。
この２０年の間、お祈りをもって快くお送りくださり、お支えくださった、日本基督教団春日部教会の役員の方々を始め、教会員の方々に心から感謝のお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
今日も和やかうちにクラスが始められ、久しぶりの方も数名来られて、嬉しいクラスとなりました。
礼拝は＜へブル人への手紙１１章１節〜３節＞から、３つのポイントでメッセージが取りつがれました。
�� 信仰とは実存的なものである
信仰は実際的なものであり、現実的なものである。日本の古くから「鰯の頭も信心から」という言葉があるが、その意味は、鰯の頭のようなつまらないものでも、信じるとありがたいものになる。それは信じる人の気持ちであるという意味だそうです。しかし、聖書は、神の言葉を中枢に置いており、「信仰は望んでいることを確信させる」と記しています。
�� 信仰は人生を導くものである
今日与えられた一日をどう生きるか。ただ、昨日もあった、今日もある、明日もあるよね・・・。という生き方ではなく、神様が今日一日を与えてくださった、生かされている目的があると信じるなら、信仰によって喜びが与えられ、生きる意味を見出すことができる。そして、神様は約束の言葉をもって、あなたの人生を導いてくださるお方である。
�� 信仰は神のご計画にゆだねていくものである
へブル書には、旧約聖書の時代の人々の目に見えないけれども神様の導きを信じていく姿が描かれている。そこには神様によって与えられた「救い」、「恵み」がある。神様にお委ねして生きていくことは、見えない方を信じお任せすることなので難しいこともあるが、神様に委ねることにより、神様がそこに立ち向かう、勇気を与えてくれるのである。聖書は、試練や困難を通して信仰も成長していくものであると記している。
礼拝後は、ヴィクトール・エミール・フランクル「夜と霧」から学びました。オーストリア・ウイーン在住の精神科医で、ただ「ユダヤ人である」というだけの理由で、過酷な強制収容所を余儀なくされた心理学者の体験から、「未来に希望をもつこと」が生きる力になることを学びました。フランクルは過酷な現実の中で、未来に希望を思い描き、それを見失うことがなかった人でした。
生きる意味を見つける三つの手がかりとして以下のことを挙げています。
�� 自分の仕事を全うする─創造価値。「創造活動」や「仕事」を通して実現される価値のこと
�� 愛は生きる力を与える─体験価値。自然とのふれあいや、人とのつながりの中で実現される価値のこと
�� 変えられない運命に直面して─態度価値。自分では変えることのできない出来事に、その人がどのような態度をとるかによって実現される価値のことです。
他に＜ほめる育児＞の毎日新聞の記事や、「アダルト・チルドレンと家族」から学びました。今日は信仰をもって生きることが、人生を意義あるものとして生きる根幹であることを学ぶとともに、何を信じているのかが大事なポイントであることを学ばせていただきました。大変考えさせられる中身の濃い、心に響く有意義な学びでした。 （資料ご希望の方は事務局までご連絡ください）
今日は、寒さの厳しい一日でした。今日もたくさんの方々がクラスに出席し、すばらしい学びの時をもちました。礼拝では、ローマ8:31-39より、「圧倒的な勝利者になる」というメッセージをいただきました。キリスト者はさまざまな困難な中にあっても、キリストのとりなしの祈りがあり、神の愛から離されることはない、と御言葉を説き明かしてくださいました。
続く午前のクラスと午後のクラス前半では、「聖書はどういう性格の書物か」ということを学びました。聖書は、客観的な歴史や科学的な事柄を伝える書物ではなく、神が私たちを御国に招くために「神の物語」を書いてくださった、と話されました。ほんとうの聖書の読み方がどういうものか、深く考えさせられました。
午後の後半のクラスでは、石坂元長老から「王国宣教」1月号の説明がありました。また、ものみの塔組織は、最近になり、何があっても組織に忠実であるようにと、強調しており、ますますカルト的体質を強めていると分析してくださいました。感謝な一日でした。