先週の土曜日に都心では２０年振りの積雪となり、道路に残った雪で今朝も寒い朝となりました。今日は白石多美出先生のクラスでしたが、いつものように温かな笑顔で受講生たちを包んでくださり、和やかなうちにクラスが始まりました。
礼拝は＜ヤコブの手紙１章２節〜１１節＞から、３つのポイントでメッセージが取りつがれました。
�� 慰め
人が生きていく上で、絶対に必要なものは「慰め」である。人は無意識の中で慰めを必要としている。慰めに満ちた言葉や態度が、どんなにか人を助けることができる。ヤコブの手紙1：2に「いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」と記されているが、この言葉は、人間サイドからはありえないとんでもない言葉のように思える。しかし、ヤコブは否定的に捉えておらず、信仰を成長させるために神様が用意してくださったことと捉え、「あなたの上に神様がどのように働いてくださるのか期待しなさい」、そして「忍耐」することにより「完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります」と、忍耐によって人が成長すると断言している。
�� 励まし
どうしたら良いかと迷う時、神に願うなら「惜しみなく」「とがめだてしないで」神様は与えてくださるお方である。人に励ましを与えることは「笑顔」と「語りかけ」である。人は人から「期待」されると内なる力が溢れてくる。相手の人が建てあげられていくような、肯定的な言葉がけをしていくことが大切である。
�� 希望
今は手にしていないが、この先必ず手に入れることができる。これが聖書の希望である。刹那的な生き方ではなく、神に希望をもって生きる生き方。これは信仰の恵みである。そして、神を信じ、神の視点で聖書を読むことができるなら、そこには喜びがあり、望みがあるのである。神の御手のうちにあなたの身を置くことができるなら、そこからは希望を見出すことができる。信仰は心もとないものではなく、確実なものである。困難の中からも、必ず道が開かれるのは不思議なことである。
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ４４２「赦すとは」から学びが始められ、境界線の厚い書物の最後まで学ぶことができました。人が人を赦すことは、とても難しいことです。白石先生が小学４年生の時にお父さまを癌で天に送られたときに、悲しみゆえに、お父さまを恨み、また神様を恨んだとお話しくださいました。最終的にはそのことに神様が介入してくださって、心の奥底にあった赦せない心で縛られていた思いが解放され、神様の愛に満たされ、喜びに満たされたとお証ししてくださいました。人を赦すことはとても難しいことですが、神様に自分が赦されていることを知り、そのことを受け取るときに、人をも赦せるように変えられていくことを学びました。また、今日の学びの中で、「成熟した境界線」を発達させることが大切であり、それを実行するためには、自分に霊的・感情的な「家庭」である信頼できる仲間がいることがとても大事なことであり、その仲間がいるなら、どんなに辛辣な批判を受けても、摩擦の相手から激しく拒絶されても、乗り越えていけることを知りました。お互いを認め合い、適切な距離をもって歩むことが、より良い人間関係を築いていくことに不可欠であることも学ばせていただきました。この「境界線」の厚い書物を読み終える今頃になって、だんだん「境界線」ということの中身を理解することができるようになりました。「境界線とは、他者と自分を区別し、自分が何者であるかを定義します。そして、自分の責任範囲を定めつつ、他者との健全な関係を生み出します」と書籍の帯に書かれていた言葉の意味に頷けました。
白石先生が、長い年月ＪＷＴＣの中でカウンセリングの学びを講義し続けてくださったお陰で、たくさんのことを学ばせていただくことができました。その一つ一つ受けた大切な宝物をこれからも忘れないで、私たちの周りにいる大切な方々との関わりに役立てていきたいと思います。今日も有意義な学びをありがとうございました。
今日は大変寒い一日でしたが、昨夜からの雪も上がり、楽しいクラスをもつことができました。礼拝では、ローマ人への手紙8章26節から30節より「神が万事を益としてくださる」というメッセージを取り次いでいただきました。28節は、先生の一番好きな聖句だそうですが、この聖句だけを取り出して利用してはいけないと話されました。26節の聖霊の助けの祈り、27節の聖霊のとりなし、29節のキリストに似る者となること、30節の相続人としての栄光という流れの中で、神の最善の取り扱いを受け止めるようにということでした。聖書を文脈に沿って正しく受け止めることの大切さを今日も学びました。
午前中のクラスでは、カルトに悩む家族の問題を扱って修士論文を完成された方から、お礼の報告があり、一同、励ましの拍手を送りました。また、久しぶりで伴姉から日本脱カルト協会のご報告があり、ドイツから帰国された斎藤牧師のご挨拶などがあり、にぎやかなクラスとなりました。
午後のクラスでは、聖書を教理に基づいて演繹的に読むのではなく、テキストそのものを帰納的に読むようにとの勧めがありました。そして、宇宙の始まり、ビッグバン理論に関しての解説がありました。古代オリエントの世界に住む人々に、神の啓示を語るということについて、たくさんのことを考えさせられました。特に、学問を大切にし、高く評価しながらも、学問にとらわれない考え方をすることの大切さを教えられました。今日も、喜びにあふれた感謝な一日でした。
今朝は寒い朝でしたが、日中は少し寒さが緩んだ一日でした。今学期初めての白石多美出先生のクラスでしたが、久しぶりに来てくださった方も数名おられて、和やかなうちにクラスが始まりました。
礼拝は＜コリントの信徒への手紙一１２章１２節〜２６節＞から、メッセージが取りつがれました。
�� 昔も今もこの世は比較論の世界であり、私たちはこのことを認識すべきである
私たちは常に自分と他者を比較しながら生きており、自分を絶対的に見ることができずに生きています。そういう生き方は優越感を覚えているときは良いのですが、劣等感を抱くときは、やる気をなくし、人を呪い、神を呪い、自分を呪ってしまうとても不安定な生き方になってしまいます。教会もまた、比較論の世界の影響を受けていることを私たちは認めなければいけません。そのような中でパウロは、私たちにひとつの体に多くの器官があることを語り、一人一人が大切な存在であることを解りやすく説明しています。
�� 人は他者のとの関わりがなくては生きてはいけない
人は一人では生きていけません。これは、自分勝手な生き方ではなく、人は違っていて良いのだということを認める生き方です。日本人は、他者と違っていると仲間外れにされたりしますが、そこからは「個」を育てるという考えは発生しないのです。「あなたはあなたで良い」そのよう中で人は個性が伸び、育まれるのです。１２：１５からは、体のそれぞれの器官がなくてはならない大切なものであることが記されています。パウロの人間観は、創造主なる神に置いています。この世では、その人が、何ができるか、どんな経験やキャリアがあるかが重要で、人を値踏みし、その人のパーソナリティを見たりはしないのです。しかし、聖書の人間観は、人は神によって創造された存在であり、そこに一人一人の尊厳があるのです。
�� 弱い部分を否定しないで、共に生きる
１２：２２からは、パウロは弱いところは覆って尊ぶ（新改訳）と語っています。弱さを否定しない、弱い部分を引き立て、弱いところを守り支えるそのように、各部分が互いに配慮し合う人間観です。ローマの信徒への手紙１２：１５には、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」と記されていますが、それはパウロの人間関係の基本です。日常生活の中でも、このように人に配慮して歩んでいくことが大切です。クリスチャンは常に自分の立っている所を確認しておき、また、教会だけのクリスチャンであってはならないことも決して忘れないように生活したいものです。
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ４２５「未解決の悲しみと喪失」から学びが始められました。境界線を引けない理由の多くは、癒着してきた人を手放すことができないことです。とありました。良い人間関係を築き上げたいと願う中で、現実は自分の欲望にしがみつき、自分の思う通りに人を動かそうと、もがき続ける人間の弱さがあることを、改めて考えさせられました。聖書的な回復の原則は、神を知る前の生活には、しがみつく価値はなく、私たちはそれを手放す必要があり、そして神様のくださる良いものをしっかり受け取ることが大切であることを学びました。「過去と他人は変えられない」「人を変えようとするならば、その人の良いところをほめる。人の欠点をつついても、人は変わらない」「無いものは無い。無いものを求めることは、大概の場合うまくいかない」等々、生き方の土台を学ばせていただきました。「正しい境界線」をもつことができるためには、神様に赦されていることを受け取り、そのことをいつも心に留め、感謝すること。また神様に心の思いを祈り、とりなしの祈りをすることの大切さを学びました。白石先生は「神様は、いつも変わらず真実なお方で、私たちは、この神様に期待ができるのです」と力強く語ってくださり、また今日も「イエス様は罪人を責めてはいない。罪人を拒否してはいない」という言葉お聞きして、クリスチャンであることの幸いをかみしめました。私たちの周りにいる方々に、このキリストの愛をもって接していくことができるのなら、良い人間関係を築いていくことができるのだなと思わされました。
白石先生今日も有意義な学びをありがとうございました。
今日は、比較的暖かで、春が近づいてくることを期待させるような一日でした。JWTCが今学期で終わるということを聞きつけ、何とか都合をつけて来ましたという方々が毎週何人も来てくださり、大きな励ましを受けています。
礼拝では、ローマ人への手紙8章18-25節より、「被造物の贖い」というテーマで説教をいただきました。被造物の贖いが、未来の希望に結びついてしまい、現在の被造物の管理に結びつかなかったのは、キリストの再臨が近いという信仰が大きかったからではないかという指摘に、とても考えさせられるものがありました。
午前中のクラスでは、魂の問題、天国と今の世界との関係などについて、話し合いました。
午後からは、昨年暮れにエホバの証人からキリスト教徒になった方のお証をお聞きし、感動しました。また、ラッセルのお墓がフリーメーソンと結びついている、とのレポートがありました。
最後の時間では、科学的な思考を身に着けることと信仰をもつことは矛盾しないことを学びました。今日も、真実な信仰をもつことの必要性について考えさせられた、すばらしい一日でした。
今日は、今年一番の寒い日だった。しかし、皆頑張ってクラスに出席していた。礼拝では、ローマ人への手紙8章17節から「神の子であるとは相続人である」とのメッセージが取り次がれた。キリスト者とは、天地創造以前から「御国の世継ぎ者」として定められていた、と中澤牧師は語られた。キリスト者であることがどれほど栄光に富んだ者であるかについて深く考えさせていただいた。
午前中のクラスでは、久しぶりにおい出くださった草刈先生が最近のお働きの様子を証ししてくださった。先生の忠実な生きる姿勢に頭の下がる思いだった。
午後のクラスでは、やがて来る新しい天と新しい地は、今の被造物の延長線上にあるのか、それとも全く新しいものなのか、という質問が寄せられたので、その問題について考えた。また、信仰と神学を区別できないのではないかとの質問もあり、それは、区別した方が便利だから区別している、との説明があった。その後、元長老だった方の「王国宣教1月号」の解説と、2013年度のものみの塔の年鑑の報告に関する分析が提示された。日本では頭打ちの状態にあるが、世界的にはなお、エホバの証人が増えていることについて学んだ。今日も充実した学びとなった。