今日は、夏休み明けの２学期最初のクラスでした。猛暑も終わり、やっと涼しくなってきた感じの一日でしたが、大勢の方々が参加され、大盛況のクラスとなりました。礼拝では、ローマ4章全体より、「アブラハムの歩みから」というテーマでお話がありました。３章で明らかにされた「行いではなく、信仰によって義と認められる」ことの実例として、４章ではアブラハムの歩みが取り上げられていることが分かりました。恵みと報酬の違いとか、アブラハムにとって義と認められるとは、世界の相続人になることだった、と教えていただきました。この点についてはこれまであまり考えてこなかったので、とても新鮮に感じました。礼拝後には、新しい方々が大勢来られていましたので、一人一人が自己紹介をしました。それぞれが、今自分の置かれている状況を分かち合い、聖書や信仰についてもっている疑問を出し合いました。その後、三位一体についての質問があり、エホバの証人の三位一体についての考え方は、４世紀のアリウスの中に見られるものだとの説明がありました。そして、新約聖書ではどのように教えているのか、説明してくださいました。
午後からは、物理学者ワインバーグの「究極理論の夢」という書物から、科学と哲学、科学と宗教などについての講義がありました。興味深い話でしたが、私にはちょっと難しいところもありました。最後のクラスでは、石坂長老が、インターネットで紹介されている長老たちが組織に毎月提出する報告文書の紹介がありました。また、ノアの洪水について、ものみの塔組織がどのように教えているのか、説明してくださいました。エホバの証人の考えはキリスト教根本主義者から来ていることを知り、驚きました。
ＪＷＴＣは来年閉じると聞いていますが、今日のクラスを通じ、ぜひずっと続けてほしいなと思いました。よろしくお願いいたします。
今日は梅雨の真っただ中、一日中雨でした。しかし、今学期最後のクラスということでもあるのでしょう、多くの方々が出席され楽しい学びができました。礼拝では、ローマ3:21-31より「信仰義認をどう読むのか」というメッセージがありました。伝統的には、この箇所を「死んで天国に行って義と認められ、永遠の命を受ける」という文脈で読んでいます。しかし、この箇所は、8章の「キリスト者とはキリストとの共同相続人である」というメッセージに直結させて読まねばならないと教えてくださいました。ああ、これが最近の中澤神学の真髄かなという思いでお聞きしました。その後のクラスにおいても、宇宙の銀河が散らばっている様子を示した図が配布され、自分の身の回りから信仰を考えるのではなく、137億年前にビッグバンによって誕生した宇宙と、その結果出来上がった銀河の世界から自分の信仰、身の回り、神などについて見直してみたら、という講義がありました。普段考えていないことばかりだったので、最初は面喰らいましたが、だんだん先生が言わんとしいることをつかめるようになり、面白く聞くことができました。それにしても、ああいう発想はどこから出てくるのか、とても興味があります。最後のクラスでは、亀井兄から「人間の罪の本性」というテーマで、聖書の罪理解とエホバの証人のそれとがどのように違うのかという話をしてくださいました。エホバの証人の方は肩の力が抜けず弱さを神様の前で出せないのではないでしょうか。そのままで良いと神様は言ってくださっているのに・・・・・
似たような言葉を使っていても、大きな違いがあることを実感しました。
これから3か月近く長い夏休みに入るのだと思うとちょっと寂しい気がしますが、秋のクラスの再開を誓い合い、散会しました。おっと、夏の移動教室もあることをお忘れなく…事務局の声が聞こえてきました。そうです。今度は、秩父の移動教室でお会いしましょう。
今日の天気予報は雨でしたが、暑い真夏日の一日となりました。今日もたくさんの方々がクラスを受講してくださり、良き学びの時でした。礼拝では、ローマ1:26-27を中心に「聖書の読み方」というメッセージが取り次がれました。この箇所は。パウロが「同性愛は罪である」と述べている箇所ですが、現代の教会が同性愛を容認する「聖書の読み方のメカニズム」について説明してくださいました。物事の判断には、�，気泙兇泙幣霾鵑鮟犬瓩訝奮�、��基本的な方向を定める段階、��その方向に基づいて具体的な方策を練る段階の三つがあること、聖書のテキストもそのようなプロセスを踏まえて読む必要があることを学びました。私にはまだしっくりこないこともありますが、聖書の読み方にもいろいろあること、またいろいろな角度から物事を考えて判断することを教えられ、考えさせられました。
午前から午後にかけてのクラスでは、種々の物事を判断する時の人間の「Operating System」について説明がありました。私は人間の「Operating System」という言葉をはじめて聞き、なかなか面白い理論だなと感じました。最後のクラスは、石坂さんが、王国宣教」7月号を元長老の立場から解説してくださいました。また、最近の日本のエホバの証人たちの伝道活動がどれほど成果が上がっているのかということを、組織発表の統計を通して説明してくださいました。ネット上には、エホバの証人関係のいろいろな情報が掲載されていることを知り、一人でも多くのエホバの証人に見ていただきたいと思いました。
紫陽花の花があちらこちらで美しく咲いています。今日は梅雨らしく、朝から雨降りの一日となりました。今日は、日本バプテスト教会連合市川北教会の藤原導夫先生をお迎えしてクラスが行われました。藤原先生はＪＷＴＣ開講の当初から、クラスにご出席くださり、ＣＤ受講生でもあります。エホバの証人の救出の尊いお働きをしておられますが、ＪＷＴＣのクラスの強力な応援団の先生でもあります。牧会や神学校でのお働きのお忙しい中、また、市川北教会の皆様がご理解くださり、今日の日が実現しました。感謝いたします。
クラスには、市川北教会の方々や、ＨＰにご連絡くださった１９７５年以前に証人になり、間違いに気づかれ、脱会されたＴさんなどが出席してくださり、大勢の受講生で賑やかなクラスとなりました。
今日の礼拝は＜エペソ人への手紙４章１４節〜１５節＞から、メッセージが取り次がれました。特に１５節の、「むしろ、愛をもって真理を語り」の箇所から、「愛をもって真理を語るとは一体どういうことなのか。」と投げかけられました。新改訳では「愛をもって」、口語訳では「愛によって」新共同訳では「愛に根ざして」、英語ではSpeaking the truth in love.（愛の中において）、ギリシャ語でエン・アガペー（愛の中に）と訳されていて、それぞれにとても味わい深い訳であるが、先日の朝日新聞の天声人語の記事で、ネット上でDJポリスと騒がれた、東京渋谷でサッカーW杯一番乗りを決めた夜の警備にあたった警察官のことを例話に出され、人の心に響く、琴線に触れる言葉について語られました。このおまわりさんは、役割を果たすときに、相手の立場に立って発言をしており、それは、１５節のみ言葉に通じるものがあるのではないか、パウロが語った、ピリピ２章４節にある「自分のことだけでなく、他の人のことも顧みなさい」という言葉とも通じるのではないか。と、お話しくださいました。
好きな川柳に「この夫に耐えてきたという、妻に耐えてきた」というのがあるが、我々の限界は自分の側からしか見みない。ところが相手の立場に立って考えたとき、「大変なのだろうな。傷ついたかもしれない。」と見えてくる。また、カール・ヒュ−ティの書籍から、夫婦げんかが治まらなかったとき「分がある方が謝りなさい。家庭は裁判所ではない。」を引用されて、愛のもっとも大きな特質は、「ゆるす」ということであり、それは時には犠牲を払うことでもあるが、そこに新しい、優しい人間関係が生まれてくる。家庭には「ゆるしの愛」が必要であることを語られました。最後に、１５節の後半のみ言葉から、イエス・キリストご自身が「愛」そのものであられ、人の罪を赦す究極の人である。このキリストとともに、キリストを見上げながら歩み続けることの幸いを語ってくださいました。
午前の後半は、元研究生だったA姉によるお証をお聞きしました。１８年前にエホバの証人の訪問を受け、「知識」の書籍で研究を始め、ご主人の反対を受け、離婚の危機に会いながらも、エホバの証人として生きていこうと決意し、行動していたが、忍耐深く救出の準備をしてくださったご主人や多くの協力者の方々により、カウンセラーによる保護救出で、エホバの証人を辞めることができ、今はキリスト者として、幸せな毎日を過ごしておられることをお聞きして、一同喜びに満たされました。ごく普通の主婦が、エホバの証人に取り込まれていってしまうプロセスや現実を改めて認識し、私たちキリスト者のエホバの証人に対する姿勢をもう一度問われた思いがいたしました。
午後のクラスでは、ＪＷＴＣ通信２００８年の秋冬号（ＨＰに掲載）をもとにして、講義してくださいました。ＪＷＴＣの始まりから関わってくださった藤原先生だからこその、温かなエールに、とても力づけられ、嬉しいお言葉でした。そののち、以前中澤先生もクラスで講義してくださった、演繹的説教(Deductive Preaching)と帰納的説教(Inductive Preaching)について、クラドック氏の書籍から講義してくださいました。演繹的とは、上から下へ流れてく説教であり、権威的であり、対決的であり、論文のイメージである。それに対して、帰納的とは、下から上への説教であり、小説のイメージがあり、私たちがエホバの証人の方々と対話をするときには、どちらの方法が良いのか、互いに意見を出し合いました。出席者それぞれが、自分の体験を通して実践してきた失敗も含めながら語り合いましたが、このような日常の会話の中にも、説教の中での話し方が用いられていることを学びました。また、藤原先生が執筆された、「キリスト教説教入門」（いのちのことば社出版）の書籍も紹介され、藤原先生は礼拝メッセージから日常会話に至るまで、すべての関わる人々に、どのようにその出来事を伝え、また理解していただき、信じていいただけるのかを常に考え、言葉を選びながら発言しておられるのかが伝わり、牧師として、また、一人の人間として命がけで、真摯に神様にお仕えしているそのお姿を垣間見て心が震えました。最後に、私たちは、エホバの証人と対話をするとき、なかなか結果を出せず落胆することがある。けれども、そのようなときには、「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。」（ヨハネ15：16）のみ言葉を思い出し、すべての背後にイエス・キリストの支え、導きがあることを覚えることを教えてくださいました。それはとても慈愛に満ちたイエスのことばとして、私の胸に迫ってきました。私たちは、日々目の前に起こってくる一つ一つのことを、祈りながら忠実に、誠実にことをなしていくことが大切であることを改めて思わされ、感謝しながら帰途に着きました。藤原先生、有意義な学びをありがとうございました。また大勢で出席くださった、市川北教会の皆様、ありがとうごございました。
きょうも日本キリスト教団春日部教会の白石多美出先生をお迎えして、クラスを持つことができました。感謝します。
事務局の西田さんが神戸出張でお休みでしたが、小堀さんが司会の労を取ってくださいました。またほかの方々も、西田さんがお留守の分がんばろうと使命感？を持って集ってくださり、きょうも充実した良いクラスとなりました。
礼拝は、ピリピ4：4-7から、白石先生が3つのポイントでみことばを取り次いでくださいました。
�＼犬�る上で、喜びは絶対必要である。
「喜びは力なり。」聖書の言う喜びは、神からのものであり、何をするにつけ、力を生み出してくれるものである。喜びの中にいる人は心が広くなり、人を値踏みしたりせず、意見の違う人とも一緒にやっていけるので、良い人間関係を持つことができるようになる。
��喜びがあれば、心が安定する。
神さまのくださる喜びがあれば、心が安定する。ローマ8:28の「すべてのもの相働きて益となる。」と言う視点に立つことができ、結果的に広い心を持つようになり、人に知られていく。広い心（喜びのある）の人の所には、人が寄って来る。喜びは感謝に通じ、私たちは感謝をもって求めているものを神さまに打ち明ける事ができる。
��（その結果）神さまが答えてくださる。
人のすべての考えにまさる（人知を超える）神の平安が、与えられる。
白石先生は、ご自分のこととして「神さま。きょう生かされていることを感謝します。」と祈るとき、本当に喜びがわいてきますとお話しくださいました。また、人と会うことにも期待感が大きくなり、うれしい思いになリ、困難を乗り越える力もわいてくるそうです。
白石先生は、キリスト教界のみならず、いろいろな方々と良い関係を築いて歩んでおられるので、きょうのお話（喜び、感謝、良い人間関係)は、心に響きました。白石先生、ありがとうございました。
後半は、いつものように境界線（ﾍﾝﾘｰ・ｸﾗｳﾄﾞ&ｼﾞｮﾝ･ﾀｳﾝｾﾞﾝﾄ著）の学びをしました。P344
からテキストを読み進めながら、学びました。問題7，8，9の個所を読みながら、お話しくださったことは「今の時代は、カウンセリングの必要な人がとても多い。」ということでした。十分に愛されたという経験のない人は、いくつになっても不足感をもっているものである。白石先生ご自身も今牧師として立っていられるのは、神学生時代の牧会カウンセリングで、未解決の問題がいやされ解放された故であるとお話しくださいました。幼い時にお父さまを亡くされたことから来る神さまへの不信感、お父さまに対するある種の憎しみなど、口にすることもできなかった心の傷がいやされていなかったら、牧師として多くの方々の問題に向き合っていくことはできなかっただろうということです。
P350 からは、第12章「境界線と自分」に入りました。他者との関係だけでなく、自分をコントロールすることも境界線の問題なのだと、教えられました。摂食、金銭、時間、課題の完成、言葉、性欲、アルコールや薬物の乱用などにおいても、自分自身をコントロールする責任があり、自分の内側にも境界線を引く必要があることを学びました。
また、出席者の分かち合いからもいろいろなことを考えさせられました。このカウンセリングの学びにおいては、講師の白石先生とともに、クラスの出席者も、クラスをつくっていく大事な一人一人なのだと、改めて思いました。
白石先生、そして出席者の皆さま、ありがとうございました。