今日から梅雨入りという天気予報でしたが、雨も降らず、一日楽しいよい学びの時をもつことができました。礼拝では、ローマ1:18-25より「被造物を通して神を知ることができるのか」というメッセージが取り次がれました。私は最初この箇所を読んだとき、当然宇宙や星、自然などすべての造られたものを通して、神を知ることができるはずだと考えました。ところが、カール・バルトはこの聖書箇所を違った読み方をしていると、話してくださいました。一つの聖書箇所を全く正反対に読むことができるのだと知り、驚きと新鮮な思いで聞きました。聖書の解釈について改めて考えるひとときになりました。エホバの証人時代は、組織が教えてくれることをそのまま鵜呑みにしていました。組織から離れてそういうマインド・コントロールからは解放された気分でいましたが、聖書を読むと、まだまだマインド・コントロールの世界から脱却していない自分に気づきます。
午前のクラスでは、祈りや教会、信仰や聖書について真摯な疑問を持っている方々の質問が取り上げられ、信仰者はどのように神を信じて歩んだらよいのかというお話がありました。この世の中には、聖書、神、信仰、人生、そして一般に言う真理について本物を求めている人々がたくさんいました。というより、すべての人の中にそのような叫びがあるのではないでしょうか。そういう本物を求めている方々に、本当の信仰を届ける責任があると深く感じました。
午後からは、ベンチャービジネスの世界を歩んでこられたk氏から
グローバルなネット社会において、インターネット情報やビジネスの背後で何が起こっているのかというお話をお聞きしました。普段あまり考えたことのない世界の話でしたが、我々は意識する・しないに関わらず、さまざまな企業の戦略の中に巻き込まれて生きているのだと思います。そのことをまずきちんと知ることが大切だと思わされました。このような話は、他のどこででも聞ける話ではないので、自分の視野を広げるのにとても役立ちます。今日も、自分の生き方を深く顧みる時をいただきました。ｋさんに心から感謝いたします。また近いうちに、続きをお願いします。
今日は初夏の日差しを感じる汗ばむ一日となりました。今日は白石多美出先生をお迎えして、和やかなうちにクラスが行われました。久しぶりに、エホバの証人のご家族のＳさんや名古屋からＨさんがクラスに出席してくださいました。今日の礼拝は＜ヤコブの手紙３章１節〜１２節＞から、メッセージが取り次がれました。聖書は今ここにいる私に語られている言葉であり、自分がその言葉に向き合うことが大切であると冒頭に語られて、三つのポイントで、解りやすくお話してくださいました。
�� 言葉には力がある
言葉には力があることを知らなければならない。このことを知らない人は、配慮の無い言葉や、否定的な言葉を発してしまう。後で不愉快な思いを相手の方にもたれないように、積極的な肯定的な人を活かす言葉を使うよう心掛けることが大切である。
�� 何によって舌をコントロールするのか
旧約聖書の詩篇１１９篇１０５節に「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」とある。神様から言葉をいただいて、神様の言葉に聞き、そのことで舌をコントロールすることができる。聖書の言葉に耳を傾け、その言葉を心に刻むことが大切である。
�� 人を活かす言葉を積極的に意識して語る
それは不思議なように、自分自身に返ってくる。意識して肯定的な言葉を語ると、気持ちが良いし、その言葉により良い交流となり、自分も励ましを受ける。神の言葉が語られるとき、その言葉により人は活かされる。そして、言葉は人に伝わるものである。白石先生は、ヤコブの手紙３章を毎月読まれ、そのことでご自分を律していると話してくださった。そのことをお聞きして、常に真摯に神の言葉に向きあっておられる白石先生の牧師としてのお姿を垣間見ることができ、牧師としての原点を見たようで、とても教えられた。「言葉を大切に使うと生活が豊かになりますよ」と力強く、にこやかに語ってくださった白石先生の笑顔がとても印象的でした。
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ３２５「第１１章 境界線と仕事」から学びました。職場でのいろいろなケースを学びながら、正しい境界線を具体的にどのように引いたら良いのか等、本質に迫り、良い人間関係を築いていく根本的なあり方を学ぶことができました。「あなたにはあなた自身を変える力しかない。他人を変えることはできない。あなたはまず、問題は自分自身であり、相手ではないことを理解しないといけません」とあり、人ではなく、いかに自分と向き合い、自分を変えていくことができるかが、「キー」なのだと知りました。でも白石先生は「そのことに気付くことが大きな一歩ですよ」と今日も私たちを励ましてくださいました。午後の後半では、エホバの証人のご家族の方からの質問に、元証人やマインド・コントロールについて研究しておられる、大学院生が答えてくださいました。物質的な拘束で、思考を拘束していく洗脳とは違い、物質的な拘束無しに、思考を拘束していくマインド・コントロールの恐ろしさに、改めて心痛む思いがしました。そして今はＪＷ二世の問題は根深く、深刻な問題であることも思わされました。最後に白石先生が「これは人権侵害です」と発せられた言葉が、心の中に重く残りましたが、関わるカウンセラーの先生方や、ご家族、周りの方々の配慮ある、温かな、肯定的な人を活かす言葉で、一日も早くほんとうの自分を取り戻していただきたいなと心から祈りました。今日も確かに「言葉には力がある」ことを再確認させていただき、感謝しながら帰途に着きました。白石先生今日も有意義な学びをありがとうございました。
5月の緑美しい季節が続いていますが、今日もすばらしいＪＷＴＣのクラスをもつことができました。
礼拝では、ローマ1:16-17より「福音の中にあらわされた神の義」というメッセージが取り次がれました。「神の義」には、「神が人間に求めている義」と「神が人間に与えようとしている義」の二つの側面があります。この箇所の文脈とローマ3:21-26から、前者を背景にしながらも、強調点が後者にあることを学びました。神がキリストを通して与えようとされる義は、「律法の義」に対立するもので、「信仰によって受け止めるべき義」であることが明らかにされました。
続く午前のクラスでは、「王国宣教」5月号が取り上げられ、一つ一つの項目に対し詳しい解説がなされました。その後、この春大学に提出された「エホバの証人に関する学位論文」が二つ紹介されました。エホバの証人とは直接関わりのない若い学徒たちが、ものみの塔という宗教組織に対し鋭い学問的な検証作業を進めている実態を知り、とても心強く思いました。
午後のクラスでは、キリスト教の異端グループの動きが分類され、一つ一つについて詳しい紹介がありました。「宗教の世界は、どのような宗教であっても、組織やリーダーの縛りが強くなり、カルト化する傾向を持ちやすい」という指摘は、全くその通りだと変に納得してしまいました。
その後、石坂長老により、ものみの塔の二元論思考についての解説がありました。そして、エホバの証人のグループの中では、先輩の信者たちが後輩の信者をどのように励まして伝道者に仕立て上げていくのか、ロールプレイを通じて教えてくださいました。エホバの証人の世界のメンタリテーがよく分かるひと時でした。今日も楽しい充実した学びができ、感謝でした。
ゴールデンウイークも過ぎ、今日は初夏の日差しを感じる一日となりました。今日は白石多美出先生をお迎えして、和やかなうちにクラスが行われました。
久しぶりに、元証人だったＮ兄がクラスに出席してくださり、最近カトリック教会でバプテスマを受けられたことをお聞きして、大変嬉しく感謝でした。
今日の礼拝は＜マタイの福音書１８章２１節〜３５節＞から、「赦しについて」と題して、メッセージが取り次がれました。
�� 人を許すことの限界
ペテロはイエス様にお褒めの言葉をいただけると思って、７度までと自分の考えを言ったのだが、イエス様は７の７０倍と言われた。このことは徹底的に許すということを意味することであり、人間にはできないことである。私たちクリスチャンはイエス様を信じ、罪が赦されているにも関わらず、現実の様々な出来事の中で、人を許すことはほんとうに難しいことである。
�� 憎しみについて
人を許すことのできない水面下には、「憎しみ」がある。人を許せないと憎しみが出てくるのである。人は許せない理由を相手にぶつけるが、実は自分がそのことに囚われているゆえであることに気づいていない。相手を呪えばそれは自分に返ってくるのである。
�� 完全な癒し
イエス・キリストは、無条件の愛で私たちを赦してくださる。人間というのは、赦しの必要な存在である。私たち人間は、人を心から許すということができない者であるが、イエス・キリストの十字架上での無条件の赦しを信じることにより、その人の心に変化が起こり、人を受け入れることができようになってくる。人は自分の弱さや、人を許すことができない者であるということ知って、神様の赦しをいただき感謝の中で生きていくとき、気がつくと人を許すことができる自分になっているのです。
自分の世界観をもつことはとても大事なことではあるが、自分の世界観だけで、聖書を読むなら、都合の悪いところは切り捨てて読んでしまう。神様の世界観の中に身を投じて聖書を読むならば、聖書の意図したほんとうの意味を理解することができる。そして、聖書からのメッセージは、「完全な赦しをイエス様があなたに与えてくださる」ものである。
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ３１１「時期に応じた境界線─年相応の限界訓練」から学びがはじめられました。子どもの発達に応じた必要や能力をきちんと把握しつつ、「臨機応変」に対応していくことの大切さを学びました。ともすると友だち感覚で親子の関係を築いてしまいがちであるが、親は尊敬する（される）存在であり、友だちではない。大人の側が正しい境界線を学び、身に着けていくことにより、より良い親子関係を築くことができるのだなと改めて思わされました。家庭はやぶれを繕ってくれる場所であり、安心できる場所である。そして子育ては文化の継承でもあることを教えられ、家庭の在り方、家族の在り方をもう一度考えさせられた学びでした。いつも、どのような状況でも、変わりなく、優しく、温かなお声をかけてくださる白石先生の言葉に、励まされた私たちでした。確かに「言葉には力がある」ことを再確認させていただいた一日でした。白石先生今日も有意義な学びをありがとうございました。
朝の内は雨がぱらついていましたが、午後には晴れあがり、今日も楽しいクラスを持ちました。
礼拝では、ローマ1:8-15より「離れているクリスチャンに対して」というメッセージがありました。パウロは、遠いローマ在住のクリスチャンに対し、�ゝГ蠅涼罎脳錣乏个┐討�り、��会おうと努力をし、�Ｎ紊泙稽紊泙気譴燭い抜蠅ぁ↓な＿擦慮鬚錣蠅魑瓩瓩討い拭△罰悗咾泙靴拭Ｆ辰法◆岷鵑�に離れている」というのは、文字通りの距離だけでなく、信仰的・神学的な距離もあることを教えていただきました。さらに、クリスチャンは神の家族であることを強く感じさせられたひとときでした。
午前のクラスでは、エホバの証人のマインドコントロール下にいると、都合の悪い情報をどのように拒絶するのか、そのメカニズムを考えました。しかし、このようなマインドコントロールは、宗教や教会の中にもあり、クリスチャンもそれを克服する必要があると、中澤先生は語られました。特に一つの例として、宇宙の創造を聖書の年代を単純に逆算して6000年前と信じるのか、それとも現代の科学的な方法で検証されている137億年前を受け入れるのか、という問題を考えました。
午後からのクラスでは、旧約聖書の中に出てくる神のタイトル「エル」と「ヤーウェ」、新約聖書の「セオス」と「キュリオス」の違いについて学びました。いつもこんがらがっていましたので、すっきりしました。そして最後のクラスでは、Ｋ兄から「悔改めや救いに関し、キリスト教とエホバの証人ではどのように違うのか」という話がありました。
OCCで「横田めぐみ」さんの写真展が行われていて寄ってきました。お母様の早紀江さんのコメントが書かれていました。
「だれでも神様から使命を与えられている、そしてすべてのことに時がある」胸にこみ上げるものがありました。
この言葉はとても重いですが中澤先生のどのように生きるかというメッセージと重なりました。
今日もたくさんのことを学び、喜びをもって帰途につきました。
感謝！！