雪が降るかもしれないという予報に反し、肌寒かったが気持ちの良い晴れた一日でした。礼拝では�競謄皀�1:9-11より「永遠の昔からのご計画によって」というメッセージが取り次がれました。パウロは、自分の生涯が神の永遠のご計画によって導かれていることを証した。そう述べた中澤先生は、ご自分が神学的にどのような歩みをしてきたのかを話され、それが神の永遠の計画の中で導かれてきたと述べられた。その結果、今の中澤先生の神学があるという。そして、信仰と神学は関係はあるが、分けて考えなければならない。信仰は変わってはいけないが、神学はその人の聖書の知識や信仰体験によって変わっていくものである。キリスト者一人一人は皆自分の神学を持たねばならない。神は自分の人生を永遠のご計画の中で導いてくださっているのだから、自信をもって自分の神学を形成したらよい。ただし、その神学を絶対化しないで、他の人の神学からも学び、尊重して歩んだらよい、と語られた。神学を賛美歌に例えて話してくださったのは、とても分かりやすかった。このメッセージはインターネットで聞けるので、私の友人たちにも聞いてもらいたいと思いました。
礼拝後は、現役のエホバの証人や草刈先生が送ってくださった資料から、最近のものみの塔の動きが報告されました。組織は経済的にかなり厳しい状態に追い込まれているようだ。
午後からは、K兄がご自分の病との戦いの経験を話してくださった。話は、がん治療薬の問題、現代の病院や医師、国政の問題、進化論や分子生物学の問題にまで広がり、実に楽しい講義だった。こういう一般社会で活躍されている方々の話を聞けるのはJWTCならではだと思う。クレーマー博士の「日本の教会では信徒が凍結財産になっている」という話や、マザーテレサの生き方10箇条は、とても役立った。JWTCのクラスの学びは、私の人生にとってはなくてはならないものになっている。
いつも、本当にありがとうございます。
今日は朝から雪が降り、首都圏の交通網の混乱がありましたが、講師の白石多美出先生をはじめ、出席者の足が守られ、予定通り、和やかなうちにクラスが行われました。
今日の礼拝は＜マタイ１４章２２節〜３３節＞から、「ペテロの信仰を通して」という題で、メッセージが取り次がれました。
�� 人は経験知の中で生きているのではないか
２６節には、「弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた」と記されている。ペテロの経験知の中には、このようなことは初めてで、頭の中の理解では絶対にありえないことであった。そのような弟子たちに、すぐにイエス様は、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と声をかけられ、その言葉によりペテロの信仰は動き出した。（２８節）白石先生の教会で発行されている「荒野の声」の月報を紹介してくださった。「脳科学の知見から、鏡に映った自分の姿を認識する動物は四種（オラウータン、チンパンジー、イルカ、ヒト）しかいないと言われている。自分とその鏡像とを外からの視点で見比べる高度な能力が必要であり、それは「メタ認知能力」と呼ばれ（メタ：超越するという意味の接頭語）、自分を超えた所から、自分を見ることができるメタ能力を有していることである。それは、神様の視点から自分を見ることができるということでもある」と語ってくださり、とても興味深くお話を聞きました。
�� 信仰の歩みの中で、現実に翻弄されやすい
神のことばに聞き従うが、信仰は壊れやすい。強い風に気がついて怖くなり、沈みかけるペテロの姿。しかし彼はその恐ろしさの中で「主よ、助けてください」と叫んだ。（３０節）信仰生活の中で、誰に向かってこの祈りをするのか。自分に頼るのではなく、神様に頼っていくことが大切である。
�� 信仰は疑いが募ってくると脆いものである
イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。（３１節）認知できないことを確信することは、実際には難しいが、イエス様に信頼するなら、嵐の中にあっても沈まないのである。信仰の世界に入るのは、私たちの経験知を超えたものであるが、信仰は現実の生活の中で働かせていくものである。疑わないで、神様の約束のことばを信じ続けることが大切であり、神様を信頼して「助けてください」と祈ることが大事なことである
午前の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ２７６、「第９章境界線と夫婦」（決意）、「第１０章境界線と子供」から学びました。私たちは毎回この学びを通して、現実に生きている生活の中で起こってくる様々な問題に、今までいかに「正しい境界線」を引くことができずに、人間関係に翻弄されて生きていたのかを知らされます。毎回白石先生は、「まずそのことに気づくことが大切です。そして、人は気づくと変わるのですよ」と、温かなお声をかけてくださいます。「人は許されたら回復します。できるからやってごらん。失敗しても怒らないで、別のやり方、逃げ道を残してあげることが大事ですよ」とのお言葉に、今日も励まされた私たちでした。外は冷たい風が肌にしみ入る寒い一日でしたが、クラスの学びで、心が温かくなって、癒され、温泉に浸かったような気分で、笑顔で家路に着きました。白石先生、今日も良き学びのときを心から感謝いたします。
今日は寒さが少し和らいだ穏やかな一日でした。礼拝では、テトス1:1-4より「永遠の昔から」というメッセージが取り次がれました。「永遠の昔」という表現は「宇宙の創造以前の時」を指します。つまり、キリスト者に与えられている「永遠のいのちの希望」とは、万物の創造以前に神によって計画されたものなのだ。聖書がすばらしいメッセージを伝えていることに、改めて感動しました。
続く午前のクラスでは、「王国宣教」2月号の記事を一つ一つ、あたかも王国会館で学ぶかのような形で丁寧に学んだ。ただ、資料を読み進んでいくうちに、この程度の内容の記事を何年も何年も従順に学び続けていた自分が、とても情けなく感じられた。
午後のクラスでは、M兄より「水力、風力、火力、太陽光、原子力などによるエネルギー問題」についてのレポート報告がありました。
その後中澤先生より、「考える」というより「信じる」ことを本質とする「宗教の世界」では「パラダイムシフト（思考枠の根本的変革）」がどのように起こるのかという問題が取り上げられました。まだ自分には理解できないところがあるが、とても興味深い講義でした。
その後、マタイ24:45以下の「忠実な思慮深い奴隷」に関するものみの塔協会の新しい解釈を学んだ。この「奴隷」は、これまで「天に行く14万4千人」を指していた。ところがこれからは「統治体」を指すと変更した。これまでの解釈も聖書の文脈から外れたおかしなものだったが、またまたおかしな解釈を新たに持ちだしてきたのである。それにしても、くるくるくるくる解釈を変えていく統治体には本当にあきれます。しかし、考えてみれば、組織の中にいたときには、ごまかしには全く気づかず、「新しい光が照った」などと喜んでいたのだ。恥ずかしい限りである。組織に留まっているかっての仲間たちに、どうしたら聖書の本当の意味を知ってもらえるのだろうかと、ちょっと憂鬱な気持ちで帰宅の途につきました。
今日は比較的暖かい一日でした。礼拝では、エペソ3:1-13より「永遠のご計画に基づく奥義」というメッセージが取り次がれました。神は万物の創造の背後にある奥義を隠しておられた。それは、キリスト者が神の遺産の相続人になるという計画だった。ふつう「神の子」になるとは「天国に行ける」という意味に解釈されている。しかし、神の子になるとは、「神の遺産（被造物）の相続人になる」ということだと話してくださった。そう言われれば、自分もそのような誤解をしていたことに気づかされた。
続くクラスでは、受講生の質問を受け、ヨブ記の解説があった。中澤牧師によれば、ヨブ記を歴史の記録ではなく、「義人がなぜ苦しみに合うのか」という人生哲学の問題を扱った「劇の脚本」のようなものである。そういうとらえ方を私は初めてお聞きしたので、最初ちょっと戸惑った。でも、納得できるところもあり、家に帰ってから、ゆっくり考え直してみたいと思わされた。
午後のクラスでは、聖書とは矛盾するように見える科学的な問題についてキリスト者としてはどのように考えたらよいのかという質問が受講生から出された。「宗教と科学の関係」には、対立、独立、対話、統合の4つがあると、一般には言われている。しかし、そのような考え方だけでは不十分で、「キリスト者が自然を管理する」という視点から「宗教と科学の関係」をとらえ直さねばならないと、中澤牧師は答えられた。なるほどと新しい視点を教えられました。
最後のクラスでは、石坂元長老より、2013年1月発行の「ものみの塔の年鑑」から最近のものみの塔の動きを解説してくださいました。さらに、エホバの証人たちがものみの塔組織の中でどのように疑問を解消し、組織に忠実になっていくのかという点を、ロールプレイによって解き明かしてくださった。元長老の話は、証人たちの気持ちや論理をよく踏まえられているので、クラスの人々は皆ひきつけられるように聞き入っていました。私は集会の中の神権宣教学校のプログラムを思い出しながら、その通りだ、その通りだとうなづきながらお聞きしました。
今日もたくさんのことを学んだすばらしい一日でした。
今日は春日部教会白石多美出先生の今年初めての学びでした。一昨日東京は７年ぶりの大雪にみまわれ、御茶ノ水駅周辺は凍った雪の残る道路。足元の悪い中でしたが、お教室は温かく私たちを迎えてくださる白石先生の笑顔と心にしみわたるトークで、終始和やかで楽しい学びのときとなりました。
クラスには、久しぶりにＨ兄やＦ姉もいらしてくださり、賑やかになりました。
今日の礼拝メッセージは、＜ローマ人への手紙８章２６節〜３０節＞から、三つのポイントでお奨めくださいました。
�� 聖霊のとりなしの祈りがある（２６節）
私たちは、信じる姿勢が大切と言うと、努力をしてと思いがちであるが、弱い私たちを助けてくれる聖霊の働きのことが記されている。言いようのない深いうめき、言葉に表せないうめきも、聖霊がとりなしてくださることはほんとうに大きな慰めである。人は内面が弱いにも関わらず強ぶってみたりするが、むしろ自分はほんとうに弱い者であることを知ったとき、その人はほんとうの意味で強い人となり、自然体となることができる。パウロ自身は自分は弱い者であることを自覚していた人である。
�� 聖霊は私たちの思いを知っておられる（２７節）
神様は人の心をご存じであることは、大きな慰めである。しかし、それは言葉に出して祈らなくてよいということではない。カウンセラーは相談者の話を聞いて、同情、同感して、同じように痛みを感じ受けとめ、共有していく。そうすると相談者の心は癒されるのである。それと同じように神様に祈りにより自分心の中の思いを告げ、そうすることによりその人は心の癒しを経験していくのである。
�� 聖霊が万事を益となるように共に働いてくださる（２８節）
神様はすべての事を良きにしてくださると信仰をもって受け止めることができるのなら、周りの人や今起こっていることに振り回されることがなくなる。新共同訳では２８節に「共に働く」と記されている。神様があらゆる状況の中にも、共にいてくださる。今はわからなくても、その先に神にある希望があることを信仰によって受け止めて歩んでいくことが大切であり、神様の視点に立って、忍耐するならそこには意味がある。信仰は観念的ではなく、実際的であり、生活の中で生きて働くものである。聖書は「神の約束のことば」であることを信じて、この神様に希望をもって歩んでいこう。
午前中の後半からは、境界線（ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著）のＰ２５１、「第９章境界線と夫婦」から学びが始められました。今回の学びは夫婦のあり方、夫婦の原則などを学ぶとても良い機会となりました。受講生たちは現実の生活をお互いに暴露？し合い、爆笑につぐ爆笑でした。それぞれの家庭での苦労話を聞きながら、慰められたり、励まされたり、人はほんとうに一人一人違うのだなと、人間の多様性を知らされました。「結婚ほど境界線の混乱が起きやすい人間関係は他にはありません」という冒頭の言葉に、一同深くうなずきました。私たちの大切なパートナーとほんとうの意味で良い夫婦となるためには、違いを認め合い、相手を尊重し、神の愛をもって「ゆるし」、受け入れ、信頼していく、そのためには、まず、自分自身が神に愛され、罪深いこの私が、神に受け入れられ、赦されている存在であることを知って、神に「赦されていることを宣言していただく」ことからスタートすることがとても大切であることを知りました。聖書に照らしあわされた境界線の法則を学ぶことの、深い意義を思わされた一日でした。白石先生の講義に心から感謝いたします。