今日から二学期のクラスが始まりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�11章1-15節より「異なる福音の拒絶」というメッセージが取り次がれました。コリントの教会には、「別のイエス」・「異なる霊」・「異なる福音」を説く人たちがいた（4節）。パウロは彼らを「偽使徒」と呼び、その活動をきっぱり拒絶しています（13節）。ところがその同じパウロが、ピリピ1章においては、「ねたみ」・「争い」・「党派心」からであっても（15節、17節）、宣べ伝えられているのがキリストであるなら、そのような働きを喜んで受け入れると告白しています（18節）。中澤先生は、この二つの対応の違いについて詳しい説明をしてくださいました。その説明は、自分が物事を判断し、反応するときに、大切な指針になると思いました。この指針は、これからの自分の人生において心に留めなくてはと感じました。
続く午前のクラスでは、この秋に行われるエホバの証人関係の集い（例えば、被害者全国集会、移動教室など）、8月、9月、10月の「王国宣教」の解説、アメリカで今年6月に出された「ものみの塔の性的虐待」に関する裁判の判決、統一協会の文鮮明の死とその後継者争い、20世紀のカトリック神学の動向など、さまざまな分野における情報交換が行われました。さらに午後ののクラスでは、中澤先生が東日本大震災について講演するとき、どこに一番大切なポイントを置いているのかを話してくださいました。これまでのキリスト教神学は、地震や津波のような自然災害を「悪」の問題としてとらえてきた。しかしそれは間違っている。そうではなく、自然災害は自然界の法則から生じる問題である。従ってキリスト者は「王である祭司」として（�汽撻謄�2:9、黙示録1:6）、あるいは「キリストの共同相続人」として（ローマ8:17）、そのような問題に対処せねばならない。自然災害は、キリスト者の管理責任に属する問題なのだ、と教えてくださいました。まだ十分に理解したとまでは言えませんが、便利さに流されず自然のめぐみに感謝して共存することをもう一度と一人ひとりが考えていくべきことなのかもしれないという気がしています。久しぶりで先生から力強いメッセージと刺激をいただきました。
今日は今学期最後のクラスでしたが、新しい方々も参加してくださり、有意義な学びの時をもちました。
礼拝では、�競灰螢鵐�10:1-18より「自己弁明をするときに気をつけること」というメッセージをお聞きしました。上に立つ人（リーダー）は、普段は自己弁明をしてはいけない。そうしなければならないような状況が起こること自体、既に負けだと思わねばならない。しかし時には、周囲の状況から自己弁明をしなければならない（そうする責任がある）ことも生じる。パウロは、コリント教会の人々から様々な批判をされ、その誤解を解く必要に迫られていた。そんなとき彼は、�―析造抜架討平瓦鬚發辰涜弍�した（1節）、��肉の思いではなく、神の前で事に当たった（3-5節）、��自分に割り当てられた領域を超えないよう注意を払った（13-16節）。パウロのこのような姿勢をお話を聞きしながら、この三つの心がけは、どんな社会や組織においても通じることだな、と思わされた。このクラス報告を読んでいる方々も、ぜひ音声による今日のメッセージを聞いていただきたいと思う。
続く午前のクラスでは、数年前に脱会された一人の元エホバの証人の方の脱会のプロセスをお聞きしました。脱会カウンセリングが始まってから4か月の日時を必要としたそうですが、自分が納得するまで、真剣に取り組んでいく証人の姿に感動しました。最近再び教会に連絡を取ってこられたそうですが、その方の内にまかれた福音の種を神様が育てていてくださるのだと感動しました。
午後のクラスでは、論文の書き方について質問があり、いろいろな論文の書き方について教えていただきました。その後「王国宣教7月号」解説がありました。特に、外国語会衆に集う人々を探そうとか、ろう者を見つけて伝道しようという記事を読んで、エホバの証人たちによる従来の戸別訪問の伝道は本当に行きづまっているのだなあ、と改めて分かりました。伝道の時間を入れるために苦労し、その報告の義務を負っているエホバの証人の方々は、私たちが想像する以上に気の毒な状況に追い込まれているのだと思いました。最後に、M兄が、最近の物理学について興味深い話題を提供してくださいました。私にはまだ分からないこともたくさんありますが、いろいろな考えを学べる機会になり感謝でした。鬼怒川における夏の移動教室でお会いしましょうと話し合い、それぞれが家路につきました。
今日は、昨晩の荒れたお天気から一変、台風一過で真夏のように暑い中でクラスが行われました。
礼拝では、�競灰螢鵐�9章から「献金の恵み（�供法廚箸いΕ瓮奪察璽犬�ありました。献金には、�…垢せ�間をかけ準備をしてささげるものである（2-5節）、��喜んで惜しみなくささげるものである（6-7節）、��神から与えられたものをおささげする（8-10節）、�た世悗隆脅佞�あふれ、神を崇めることが最終目標である（11-15節）という四つのことが含まれていることを学びました。自分の献金の姿勢を深く反省しました。
午前のクラスでは、先週末に中澤先生が行われた「エホバの証人の脱会カウンセリング」についての報告がありました。特に組織を脱会する前後の苦しみについて、いろいろな角度からお話くださいました。日曜日には、新潟県の上越市にある日本キリスト教団高田教会の牧師就任式の証をしてくださいました。牧師になられたのは、ものみの塔出身の成田先生です。ドイツに赴任された斉藤先生に続き、エホバの証人だった方々がキリスト教の牧師になるということは、本当にすばらしい神様の恵みだと思いました。一同、神様のみ名を賛美しました。
午後のクラスでは、最近エホバの証人をやめた方々から寄せられた四つの質問が取り上げられました。�．ぅ┘垢�、父は自分より偉大だと言われたことはどういう意味か、�▲魯襯泪殴疋鵑箸浪燭覆里�、��聖書が言いたいことをどのようにしたら読み取ることができるのか、�た渓鸚蚕颪縫┘曠个箸いΔ潴召�出てくるのはなぜか。どの質問も、エホバの証人だった人が繰り返し聞く大切な質問です。早く、聖書が分かってくださるようにと、祈りました。そして最後に、長年エホバの証人の長老をしてこられた石坂さんから、「エホバの証人にとって地域大会がどのような意味をもっているのか」をお話いただきました。間もなく夏の地域大会が始まりますが、組織の内側から見ると、その集いが証人たちにどのような影響、効果を与えるのか、深く考える機会となりました。
また、インターネットが普及している国では信者の数が減っていることを数字にしてみるとよく分かりました。日本でも街頭に立つ方がふえていることと結びつきました。
いつものことながら、経験者の話は説得力があるなあ、と感心します。石坂さん、ありがとうございました。
紫陽花の花があちらこちらで、美しく咲いています。関東地方も梅雨入りいたしましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。今日は今学期最後の白石多美出先生の学びでした。いつものように和気あいあいと、お休み時間もおしゃべりがはずみ、楽しいクラスとなりました。
今日の礼拝のメッセージは＜第�汽灰螢鵐硲江錬隠浩瓠腺横垣瓠笋�ら、「使徒パウロのミッション」と題して、お奨めをいただきました。冒頭で人は衣食住が与えられないと生きていくことが難しいが、それだけではなくメンタルな部分も大切な要素である。大きく三つに分けると、�＾屬瓠屬△覆燭呂修海砲い椴匹ぁ�生きていることを肯定されると人は慰めを受ける」�⇔紊泙掘嵜佑�ら励ましを受け、背中を押されることが大事。あなたはできるからやってごらん」�４�望「今は手にしていないけれど、先にある。それは信じることであり、信仰をもつことである。その信仰は神様からいただくものである」。お聞きしながら、人は与えられたかけがえのない人生を、その人らしく生き抜いていくには、メンタルな部分がとても大きな割合を占めるのだなと思わされました。
今日はパウロの生き方の中から、特にミッション「使命」ということをポイントにお話しくださいました。
白石先生は教団の中でもカルトのことを専門にお働きなさっておられますが、初めは相談者があり、そのような中、使命感をもってこの仕事に携わるようになったそうです。「今の世の中は混沌としていて、『使命感』をもった生き方をしている人が少ないと感じます。使命感の無い生き方では、人はカルトのターゲットになってしまうのではないでしょうか。」と語られ、白石先生の御爺さまのことをお証してくださいました。
秋田で呉服商を営んでおられた御爺さまは、とても遊び人で、御婆さまはクリスチャンでしたが、それを許さず、聖書を破かれたりもされたようです。そのような中、飲み友達がクリスチャンになり、荒れていた生活をしていた彼が変わり、信仰はこんなに人を変えるものなのかと驚きました。ある雪の降る晩に教会に出かけ、帰りには、雪に濡れた下駄が、綺麗に乾かされていて、そのことがきっかけとなり、受洗され、そののち牧師となっていかれました。詐欺にも合い無一文になってしまうなど、波瀾万丈の人生であったようですが、「ミッション・使命」のある人生はその人を生かし、人の思いを超えた素晴らしい歩みが与えられるのだとお話しくださいました。とても感動を覚えながらお証をお聞きしました。
パウロの人生も伝道のスピリットに満ちた、使命感の溢れている生き方でした。ユダヤ人にはユダヤ人のように、律法に支配されている人にはそのように、パウロ自身はキリストにより解放され、自由な生き方をしていましたが、福音のために、何とかして、何人かでも救うために、生涯を生き抜きました。「ミッション・使命感」をもち、自分の人生を生き抜くことの素晴らしさ、大切さを改めて心に深く覚えました。
そののち、バウンダリーズ「境界線」（ヘンリー・クラウド/ジョン・タウンゼント著）Ｐ１４５から学びました。ラインホルド・ニーバーの「平静の祈り」から学びが始められました。他人は変えることができないが、自分を変えることにより、他者に影響を与えることができることを知り、正しいバウンダリー知ることは、良い人間関をもつことの、重要な鍵であることを学びました。続いて「法則四から十」までを学び、ほんとうにそうだなと痛いところを指摘されながら、たくさんの気づきを与えらました。特に法則八の「妬みの法則」では話が盛り上がりました。自分に無いものをうらやましく思ったり、競争社会に住んでいる私たちは、他者との比較の中で生きてしまいがちです。しかしそのような時に、「自分が何を恨んでいるのか、うらんでいるものが自分に無いのはなぜなのか、そしてそれが本当にあなたの願うべきものなのか、神に尋ねるべきです。そこに到達するには何をすべきなのか、あるいはその願望を手放すべきか、神に示していただきましょう」とありました。このように事実を具体的に分析しながら、冷静に心の中を整理していくことを教えられたことは、とても良かったです。白石先生のクラスは不思議と出席者みんなが心を開いて、一人一人が感じたことを素直に出し合い、本音で語り合える場です。このような学びの場は、カルトに苦しむご家族や組織から抜け出られた方々にとっても良き学びの場であると思います。白石先生、今日も有意義な学びのときをありがとうございました。
今日は、朝方小雨がぱらついていましたが、次第に快晴になり、気持ちの良い一日となりました。
中澤先生は、月曜日から静岡県の掛川で行われていた日本福音同盟の総会に出席されていましたが、今日のクラスのため、新幹線で戻られ、元気にご奉仕くださいました。感謝です。
礼拝では、第二コリント８章全体から「献金について」お話してくださいました。献金は「恵みのわざ」と言われています（この箇所には「恵み」という言葉が６回出てくる）それは、�仝ザ發呂△�までも恵みに始まり、恵みで終わること、��旧約時代の十分の一の神殿税とは根本的に異なること、�Ｂ召凌�仰、知識、愛などと同じように、献金においても成長すること、�ね燭┐蕕譴討い襪發里鳳�じて喜んでおささげすることだと学びました。先生は特に、開拓伝道時代初期の経済的な苦労や失敗を通して、経済的な事柄では神を信頼して歩むことのすばらしさを証してくださいました。そして、今は一番豊かな牧師だと思うと言われたことがとても印象的でした。喜んですべてをささげて歩もうとする姿勢の中に豊かさがあふれているのだと感動しました。
自分の信仰を吟味させられました。
午前のクラスでは、今ものみの塔組織から離れようとしている方からの質問が取り上げられました。エホバの証人との会話は、異端論争にならないようにすること、組織が聖書から逸脱して教えていることを話すのが良いことを学びました。
午後のクラスでは、エホバの証人の家族と対話を続けている方の体験談を一緒に考えました。会話がうまく進まないのは、エホバの証人の話し方は演繹的な論理であるのに対し、普通の人は帰納的な論理で対応してしまうことにあるということでした。帰納的な論理では演繹的な論理を打ち破ることはできないという説明に、私も思い当ることがたくさんありました。しかし、一つ一つ丁寧に忍耐深く続けていくなら、ほころびが出てくるかもしれない、結局、それを期待して、話し続ける以外にないのだということを感じさせられました。そのようにできるのは、家族に対する愛なのでしょうか？ 私にとって一番難しい問題のようです・・・。