今日から新学期、遠いニュージーランドをはじめ関西その他の地方から新しい方々がたくさん出席してくださり、にぎやかなクラスとなりました。
礼拝では�競灰螢鵐�6:11-13より「心を開いた関係を築こう」というメッセージが語られました。パウロとコリント教会は、長い間お互いに信じ合えない関係にありました。そういう状況の中でパウロは、これまで心を開いて言うべきことを書いてきた（11節）。だからコリント教会の人々も心を閉ざさないでほしい（12節）。自分の努力に応えて、ぜひ心を開いてほしいとパウロが頼んでいる（13節）ことを学びました。そして、人が心を開かない理由として、�．廛薀ぅ匹鬚發辰徳蠎蠅棒椶垢襦↓�考え方や説得の論理の違いを無視して接する、�Ａ蠎蠅呂海Δい�人だと勝手に決めつけて接する、という三点が挙げられました。私にも思い当るところがたくさんあり、深く反省しました。
続く午前中のクラスでは、新しくクラスに参加された方々の自己紹介がありました。それぞれの方々が今直面している状況を分かち合ってくださいました。その後、最近間違いに気づき、家族がそろって脱会しようと努力中の方の証がありました。神様は、今も一人一人を愛し、導いておられるのだなあと実感しました。
午後のクラスではまず「王国宣教」5月号が取り扱われました。エホバの証人の間では、こういう組織の文書を独特に読む読み方がある、というより思考回路がそう作られてしまうと実感しました。そして最後に、受講生のK氏のメールが紹介され、JWTCが目指している学びの姿勢を確認することができました。自分の正直な姿を認め、他の人に愛をもって接し、問題に真正面からぶつかっていくことが大切なことをよく理解できました。エホバの証人の問題だけでなく、キリスト教神学の奥深さを学ぶことができ、自分の考え方がとても広くなりました。感謝です。今日も充実感いっぱいで帰途につくことができました。
今日は、今学期最後のクラスでした。斎藤先生の歓送会ということもあり、久しぶりに出席された方々も多く、総勢20数名の方々が集っての豊かな学びの時となりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�6:1-10より「キリスト者は和解のわざをどのように進めていくのか」というメッセージを三つのポイントで話してくださいました。
まず第一に、キリスト者はキリストの使節（�競灰螢鵐�5:18）、神と共に働く者（6:1）そして「神のしもべ」（6:4、8）として働くこと。第二は、キリスト者は困難な中においてであれ、品性や道徳的な事柄においても、人に躓きを与えてはならない。（6:4-7）そして第三に、キリスト者は人の目にどのように映ろうと神の評価に生きるように（6:8-10）、ということを教えてくださいました。
その後の午前及び午後のクラスでは、キリスト者が東日本大震災をどのように見るかという点を考察するにあたり、1755年のリスボン大地震が役立つことを学びました。その地震はマグニチュード8.5から9.0、20メートル以上の津波が押し寄せ、5万人から6万人以上の死者が出ました。この災害は当時の思想的な指導者ルソー、ライプニッツ、ボルテール、カント、ウエスレー、ゲーテらの生涯と思想に衝撃的な影響をもたらした、というのです。私は、18世紀の啓蒙主義者たちの間に地震が大きな影響をもたらしたことを知り、大変興味深く感じました。特に哲学者カントが地震学の始まりの人物と位置づけられることをはじめて知り、とてもびっくりしました。
また、クリスチャン新聞に掲載された東日本大震災の記事には、聖書の無誤性の問題、地震学、地球学や進化論など一般科学をどう受け止めたらよいのかという問題、神は人間をどのような存在としてつくられたのかという問題を含んでいることを学びました。私にはまだよく理解できないことがたくさんありました。
クラスが終わってから、今晩ドイツの日本語教会に4月から赴任される斎藤篤先生と奥様からお証を伺いました。エホバの証人からキリスト者になり、そして神学校で学んで牧師になり、静岡の教会からドイツに導かれるまでの証をお聞きし、神様のすばらしさを皆で賛美しました。私たち一同は、斉藤先生ご夫妻の今後のお働きのため、心を合わせてお祈りしました。
今学期の学びもここまで守られ、感謝でした。それぞれがよき春休みを過ごし、4月にまた元気で集い合おうと約束し合って、散会しました。皆様の受講を来学期もお持ちしています。
今日は、春の暖かさを感じさせる一日でした。
礼拝では、�競灰螢鵐�5:18-21より「神の和解」というメッセージが取り次がれました。この箇所には「和解」というキーワードが5回出てくる。「和解」とは、やさしく言えば「仲直り」ということ。「仲直り」ということは「喧嘩状態」あるいは「断絶状態」にあることを前提とする。普通この言葉は人間関係に使われるのだが、ここでは神と人との間の関係である。神は人間の罪に怒っている（ローマ1:18、エペソ5:6、コロサイ3:6）。しかしその「神の怒り」は「神のねたみ」に基づいている（詩篇78:58）。「ねたみ」は「独占的な愛を要求する」ところから生じる。神が私を怒っているのは、神が私に対し独占的な愛をもっている（あるいは要求している）からなのだ。神はその愛のゆえに、私の罪を十字架上のキリストに負わせてくださった。それによって和解が成立したのである（ローマ5:9-11）。これが福音の中心的メッセージで、私たちが受け入れるべきことである。
続く午前中のクラスでは、マインドコントロールの本質は、組織の伝えたい情報を繰り返し流し、外部の情報を遮断し、自分の意見を持たせないようにすることだと解説してくださいました。
そして午後のクラスにおいて、そのマインドコントロールからどのように解放されるのかを丁寧に説明していただけました。組織から連絡を取れないようにして、さまざまの外部情報を提供し、考える人になってもらうことがコツと理解できました。
その後進化論の学びに入りました。進化論はきちんとした学問的手続きを経て構築された理論であり、基本的には正確なものである。従って、定説になりつつある理論は当然受け入れてよいものなのだ、と言われた。さらに進化論を理解するには、その創設者ダーウィンの書物を直接読むのが一番良いと教えていただきました。これまで私はダーウィンの本は固すぎると思っていました。これからはじっくり、彼の本を読んでみようと思いました。
クラスの最後は、石坂元長老がものみの塔の伝道用パンフレットをどのように用いるか実演してくださった。人々の関心をひきつけ、実に巧みに伝道にもっていく。そして最後は、エホバかサタンかと二者択一をつきつける、まさにお見事という他なかった。出席者たち一同、「なるほど」と大きく頷いていました。優秀な営業マンをものみの塔は育てているのだとあらためて納得しました。石坂さん、いつも分かりやすく、素敵な講義ををありがとうございます。
今日は朝から一面の銀世界で、交通機関も乱れましたが、定刻を２０分過ぎただけでクラスを始めることができました。今日は春日部教会の白石多美出先生をお招きしてのカウンセリングの講義でしたが、初めての方が２名出席してくださり、大雪にも関わらずたくさんの方々と充実した有意義な学びをすることができました。
礼拝はピリピ人への手紙４章４節〜７節から、私たちが生きていく上でいつも「喜び」のある人生であるならばそれ以上のものはなく、決して消すことのできない喜びは、神様が与えてくださるものであることを学びました。５節では広い心をもつことが勧められていますが、広い心の人は自分と違う人を受け入れることができる人であり、他の人を排除したり、否定したりしない、神様から与えられた真の喜びをもっている人であることを知りました。６節では、思い煩うことをやめ、神への感謝、祈りをささげ、神に心の思いを打ち明けることが勧められています。聖書を読むときに神様から慰め、励まし、希望が与えられます。それは、人知を超えた神の平和であり（７節）、それを手にするには、自分の頑張りではなく、神の約束のことばを信じるときに神様が実現してくださることだと教えられました。神様を信じることの素晴らしさが心に迫りました。
続けて午前の学びは、境界線（バウンダリー）の書籍の第３章「境界線の問題」から始まりました。
初めての方を交えて活発なクラスとなりました。ある方は、この学びをし、今まで「ノー」と言えなかったことに「ノー」と言えるようになり、とても楽になったとお話してくださいました。また初参加のある方は、「よくわからないことが多かったけど、深刻なことを話しているのに、なんだか皆さん楽しそうに見えた。」と正直な感想を述べてくださいました。
きょう学んだ第3章では、境界線に関わる主な問題を分類し、考えを整理する手掛かりを提供してくれます。
�� 迎合的な人たち
この人たちは、境界線の傷を抱えているが故に、悪いことに対して「はい」と言ってしまう、つまり「ノー」と言って自らを守る必要のある時に「ノー」と言うことができないのです。これは、相手の感情を傷つけることを恐れるなど様々な恐れによって起こります。迎合的な人は、自分の選択によってではなく、恐れのゆえに境界線をほとんどもたないまま、むやみに責任ばかり負ってしまいます。
�＿麋鯏�な人たち
この人たちは、自分の必要を認識し、他者に支援（助け）を求めることができず、自分に必要のあるときに身をひいてしまい、良いことに対して「ノー」と言ってしまうのです。彼らは自分の問題や当然の必要を何か悪い、破壊的なもの、恥ずかしいものと感じてしまうのです。
迎合的で回避的というニつの境界線問題を同時に持っている人たちもいます。彼らは、悪を拒絶することができないばかりでなく、自分が人には快く差し伸べる支援の手を、自分は人からは受け取ることはできません。
�∋拉枦�な人たち
支配的な人たちは、他者の限界を尊重することができません。彼らは自分自身の生活に責任を負いたくないため、他者を支配するのです。支配的な人たちには強引な支配者と操作的な支配者の2種類のタイプがあります。前者は、明らかに他者の境界線に耳を傾けようとせず、時として言葉や身体的な虐待をすることもあります。しかしほとんどの場合、他者にも境界線があるのだということに気づいていないだけなのです。後者は、強引な支配者ほどわかりやすくありませんが、自分の思い通りに事を運ぶため、間接的に状況を操作し、巧みに「はい」と言わせるのです。支配的な人たちはしつけられていない人たちであり、彼らが自分自身の境界線を守るようになるたけには、他者の境界線に耳を傾けることを学ぶ必要があります。
�Ｌ吉娠�な人たち
このタイプの人たちは、他者の必要に耳を貸すことができません。私たちは、神が私たちの人生に送り込んだ人に対して、ある限度内で面倒を見たり助けたりする責任があります。無反応な人たちは、他者の必要に対して批判的な精神を持つ人たちと自分の欲求や必要に浸っているために他者を除外する人たちの二つのグループに分けられます。
境界線に関する最後の問題は、機能的境界線（課題、プロジェクト、仕事などを完成させるための能力）と関係的境界線（自分が関わりを持つ人々に対して真理を語る能力）の区別があげられます。
境界線がどのようにして作られていくのかは、私たちが育った家庭環境と深くかかわっています。第4章では境界線ができるまでを学んでいくことになります。
今日は温かな一日でした。
礼拝では、�競灰螢鵐�5:16-2１より「新しい創造にあずかった者として」というメッセージをいただきました。私たちキリスト者は新しい創造にあずかった者として、三つのことを覚えて生きるようにということでした。まず、人間的な標準で自分や周囲、そしてキリストを見るのではなく、神の標準で見ること（16節）、次に、全被造物のすべてが新しくなった「神の国」に歩むこと（17節）、そして最後に、この世界のすべての人に「和解の福音」を携えて行くこと（18-20節）の三つです。パウロがこのように記した背景や、コリント教会の人々が手紙を受け取ったときに感じた状況を深く考えることができました。いつものことなのですが、聖書の御言葉の一つ一つが、2千年の時空を超えて私たち一人一人に語りかけられ、自分の歩みが大きく変えられていくという実感を味わわされました。続く午前中のクラスでは、5月よりタイ国のチェンライに宣教師として派遣される平山宣教師のお証を伺いました。また、林俊宏さんが執筆された「エホバの証人の真実」という書物が電子書籍として出版されるという案内がありました。多くの方々に読まれることを期待しています。
午後のクラスでは、進化論に対していろいろな考え方があることを学びました。無神論的進化論、理神論的進化論、有神論的進化論、斬新的創造論、ID論的創造論、そして創造科学論などです。そして、偏見を持ったり、一つの立場に固執したり絶対化しないで、自由な精神をもちつつ科学の功績をも十分に評価しながら、自分の確信する信仰に固くたって歩むようにとのアドバイスをいただきました。真理に対して謙虚になるときには、誰をも、何をも恐れずに向かっていけることを今日も深く学びました。このJWTCのクラスでは、エホバの証人時代はもちろんのこと、大学のクラスでも経験しなかった思考の訓練をいただき、自分が大きく成長していくような経験をしています。感謝です。
クラスの最後では、松島兄が「3.11大震災から原子へ」というテーマでお話をしてくださいました。私には耳新しいこともたくさんあり、よき学びでした。
今回も原発について考えさせられました。
この問題はクリスチャンとしてどのようにとらえていくか課題に感じています。