インフルエンザが流行っている中でしたが、今日もたくさんの方々がクラスに出席してくださり活気にあふれた学びができました。
礼拝では、�競灰螢鵐�5:11-16より「どんな生き方をしたらよいのか」というメッセージが取り次がれました。この箇所でパウロは、自分の生き方を赤裸々に吐露しています。それはまず、主を恐れつつ神の前に生きることであり（11節）、次に、人が理解できるような真の誇り高い生き方であり（12-13節）、最後は、キリストの愛に促されてキリストのために生きることです（14-16節）。パウロがどのような考えで働き、生きていたかを中澤牧師の生き方を交えながらお話しくださいました。私自身のこれからの生き方に、大きな指針をいただくことができました。
続く午前のクラスでは、「王国宣教」3月号が取り上げられました。中でも、「職場を訪問して宣べ伝えなさい」という勧めの項では、組織は周りの迷惑を少しも考えずいかに独りよがりの論理を展開しているのかよく分かりました。一番気の毒なのは、このような勧めをまともに聞いて実行しなければならないエホバの証人たちですよね。
午後のクラスでは、宗教と科学がどうして衝突してしまうのか、そのメカニズムが明らかにされました。先生の専門である哲学の世界を例にしながら宗教の世界に切り込んでいかれるところには、なるほどなるほどと何度もうなずきながらお聞きしました。周りからだんだん進化論の中心に迫っていくのでしょう。これからの学びがとても楽しみになってきました。
私は最近、加賀乙彦著の｢科学と宗教と死｣という本を読みました。
加賀氏は、科学者というのは、突き詰めて研究していくと結局「神」という概念に行き着いてしまう。もともと科学というものの志が最初は「神の秘密を解く」という目的だった。と書いています。科学は発展して神の秘密がとかれる、ならば宗教も発展し新しい道徳、哲学も一緒に発達してかなければならない。科学と宗教ははっきり分れるものではない、科学者はもっと道徳と宗教に注目して欲しいと書いています。この箇所は私は中澤先生が
伝えようとしているところと一致しました。
最後の時間では、石坂長老がものみの塔組織が最も重要視している審理委員会と排斥処分、さらにそれを取り消すプロセスについて詳しく紹介してくださいました。長い間組織の中で長老として活躍されてこられた経験に裏打ちされたお話は、いつものことながら実に鋭い視点で説得力に富んでいます。
組織はますます偽ってきたことが露呈してきて排斥処分を通して全体を引き締めなくてはならないような状態なのではないかと
感じました。
きょうも寒かったですが、クラスが祝されて感謝でした。いつものメンバーに加え、先週初めていらしてくださった方も引き続きおいでくださり、充実したクラスを持たせていただきました。
礼拝メッセージは、白石先生がヨハネ8：48-59から取り次いでくださいました。
ユダヤ人にとっては、神を知っていることと、律法を持っていることは、誇りであり根幹であった。「あなたがたは神から出たものではない」というイエスのことばは、ユダヤ人には受け入れることができないものであリ、彼らはイエスに腹を立て、イエスは悪霊につかれていると言った。
「イエスさまは神であり、イエスさまがこの世に遣わされたということはアブラハムも喜んでいることである」、ユダヤ人たちは、彼らの経験知からして、このことを理解することはできなかった。結局、イエスさまとユダヤ人の論争は、それぞれ立っているところ、視点が全く違うので、最後までかみ合うことはなかった。
私たちは、イエスさまを見てはいないが、聖霊の働きによって信じ、その結果、人として整えられていく歩みに導かれている。私たちは、人間の理解を越えた神さまの救いを、聖霊の働きによって理解できるようにさせてもらっている。
礼拝後のクラスは、「境界線」ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著の本を用いて学びをしました。テキストを読みながら、出席者の方々が感想や経験などを真剣に分かち合ってくださり、密度の濃い学びとなりました。白石先生は、「境界線」とは、人との間にむやみに線を引くものではなく、より良い人間関係を築く助けとなるものであると、何度か繰り返されました。自分の限度を知り境界線を正しく引いて、他者の限界をも尊重できるようになって、良い人間関係を築いていくことができるようになりたいものです。奥が深い学びで、まだまだ理解不足ですが、これからの学びを楽しみにしています。
寒い日々が続いていますが今日も楽しいクラスが始まりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�5:1-10より、「永遠を見ながら今を生きる」というメッセージが取り次がれました。キリスト者は、今はこの地上で「重荷を負って、うめきながら」生きている（4節）。それゆえ、「信仰によって歩む」ことが必要になる（7節）。その信仰の内容は、「永遠の家を着る」という希望である（1節）。今はその保証として「御霊をいただいている」ので（5節）、私たちは「主に喜ばれるために」働かねばならない（9節）。
パウロが説き明かしたいと思っていることを、いつもそうなのだが、見事にスカッとまとめてくださる。メッセージを聞いていると、自然と聖書が自分の心に入ると共に信仰の本質を教えていただけます。
礼拝後の情報交換では、3月よりドイツのケルン・ボンの日本語教会の牧師として派遣される斎藤篤先生の派遣式（1月27日）の様子が紹介されました。最近は、エホバの証人の経験者たちが牧師になるケースが増えているそうです。とても感謝なことです。いつかＪＷＴＣで、ドイツに訪問できたら良いなぁと思いました。
また、早稲田大学の学生課から、「カルト団体の勧誘」に気をつけるようにと警告している文章が紹介されました。カルト問題が今の学生たちの間にかなり広範囲に、そして深刻に広まっていることを知って、驚きました。さらに、ものみの塔誌の「ハルマゲドンはいつ来るのか」（2月1日号）と「真のキリスト教の特徴は何か」（3月1日号）という二つの記事が取り上げられた。相変わらずものみの塔組織は、自分たちの組織を守ったり、宣伝するために、都合の良い勝手な論理を展開している。読んでいるうちに、恥ずかしくなった。
午後からは、エホバの証人である人（だった人）と恋愛関係に陥った場合に、どのように対応したらよいのかという問題提起があり、皆で考えあった。最近はこの種の相談が増えています。その後、創造論者の一人ケン・ハム著「進化論、偽りの構図」という書物が紹介された。この書物の著者は、「進化論を宗教と断定し、創造論にとっては全面的に対立するもの」として扱っている。この種の書物には、鋭い洞察に基づく指摘や、聞くべき真実の部分もたくさんあるのだが、と同時にそのまま鵜呑みにしてはいけない飛躍した論理や陳述がたくさんあることが指摘された。この指摘は、エホバの証人にそっくりそのまま当てはまるなと感じながら、聞いていた。信仰が本物なら、科学やその成果を少しも恐れることなどないのだと教えていただきました。JWTCに集うことで物事の見方、考え方が幅広くなっていきます。感謝
昨日の雪で今朝はとても寒い朝となりました。今日は今学期初めての白石多美出先生の講義でした。少しお風邪を召されていて体調のすぐれない中、私たちのためにいつものように中身の濃い講義をしてくださいました。クラスには久しぶりのＫ兄やＩ兄が出席してくださり、盛り上がって良き学びのときとなりました。
礼拝は＜コリント人への手紙第一１章１８節〜３１節＞からパウロの信仰を学びました。
冒頭で昨年末に出席された結婚式で式場の従業員の方々の半端でない対応の良さに、とても心地良さを感じ、教会のサービス（奉仕）の在り方について考えさせられたとのこと、「笑顔と親切」、これはディズニーランドで働く方々のサービスの基本ということでしたが、これを教会で実践することができたら、教会は明るくなり、福音の素晴らしさが輝き、周りの方々に及んでいくのでは・・・。とお話しくださいました。神様は福音を信仰者に委ねられ、その人のパーソナリティを通して、その人の生き方を通して人々に届けさせてくださっていること、人が福音を信じ、救いに預かったとき、人は価値観が変わり、自分自身が愚かで弱く、無学な者であることを知り、神様の前に誇るものが無い者であることを知るのだと知りました。神様は私たちを愛して、福音の素晴らしさの中に私たちを招いて、神様の義、聖、贖いの中に生かしてくださっていることを心に深く刻みました。
礼拝の後は、「境界線」ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著の書籍を用いて学びが続けられました。『境界線とは、他者と自分を区別し、自分が何者であるかを定義します。そして、自分の責任範囲を定めつつ、他者との健全な関係を生み出します。特に、「支配」と「共依存」からあなたを守ります。』と書籍の帯に書かれていますが、聖書に基づく正しい境界線を学ぶことにより、良い人間関係を築き上げることができる。境界線は人との「壁」ではなく、正しい境界線を知ることは、自分の愛を深め、いのちを守る不変の真理であることを知りました。これから学びが続けられ、深められていくことで、より良い人間関係のあり方が学べるのだと思います。私たちは、他の人との関わりなくして生きていくことはできません。これからも聖書に書かれている人間関係の大原則を学びながら、より素晴らしい生き方をしていきたいと思います。これから続く学びがとても楽しみです。今日もさわやかな心で帰宅することができました。学んだことを実践することができ、自然に身についていきますようにと心から願います。白石先生今日も良き学びをありがとうございました。
今日はいくつかの電車路線で人身事故があり、受講生たちの集まりが遅く、30分ほど遅れてクラスが始まりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�4:11-18より、「困難な中でどのように生きたらよいのか」というメッセージを取り次いでいただきました。キリスト者は「艱難」の中に生きることを余儀なくされている（17節）。その困難は死に至らしめるほど大きなものである（10-12節）。ところがそれは、イエスの復活にあずかることに通じており（10-11節）、最終的には多くの人々に命をもたらす結果となる（12-15節）。だからキリスト者は、この世の見える一時的なものではなく、永遠に続く栄光に目をとめて歩むこと（18節）。昨日17年目を迎えた阪神大震災、そして昨年3月の東日本大震災などの苦しみを心に留めながら、今日の聖書からのメッセージをお聞きしました。
午前のクラスでは、受講されている牧師から「原発をどのように考えたらよいのか」という質問があり、その可否をめぐってそれぞれが自分の意見を述べ合った。聖書を信じるキリスト者の間であっても、皆違う意見をもってもいいのだとお聞きし、とても安心しました。こういう日常問題の一つ一つに、皆自分なりの回答を持つ必要があるのですが、実際にはそんなに簡単に回答が出るわけではありません。いろいろな角度から考え、自分の姿勢を確立していくことが大切なことだと理解しました。
また、「王国宣教」2月号の紹介がありました。いつもながら4月5日の「主の記念式」に人を誘おうという記事一色。エホバの証人時代は、こんな意味のない細かなことにたくさんの時間を使っていたのかと思うと、自分で自分に腹が立つといわれる方もいました。
午後のクラスでは、「進化論」の講義シリーズの二回目。特に、1925年アメリカのテネシー州で起こった「スコープス裁判」、あるいは1980年代のアンカンソー州における裁判の経緯を詳しく学んだ。この裁判の背景、経過、そして今日への影響などについて詳しく教えていただき有意義でした。
また、カトリックの世界では、1950年にピウス12世が、そして1996年にはヨハネ・パウロ2世が進化論を容認していく回勅を出していたことを知りました。これまで断片的に聞いていたいろいろな事柄が、まとまってきました。
学びの中で、自分では正しいと思い込み、信仰と熱心さで行動することの愚かさを改めて感じさせられた。マインドコントロールとは、結局反対意見に謙虚になって聞く耳を持たないことなのです。このコントロールは、ものみの塔だけでなく、宗教の世界ではどこでもよく起こることらしい。平均的な日本人は、その辺のところを鋭く嗅ぎ取って、宗教に対して胡散臭さを感じるのでしょう。
ものみの塔の間違いを指摘するだけでなく、ご自分が通られた道にも同じような間違いがあったことを率直に認めて話される中澤牧師の姿勢に、深い共感を覚えます。私にとってこのクラスは、多角的な視点から考え、もっと幅広い世界の中で生きていくように導いてくれる、とても貴重な時間です。