今日は、台風の真っただ中で行われた先週のクラスと大違い、秋晴れのもとでの楽しいクラスとなりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�1:12-24から「自分の釈明をするとき」というメッセージがあった。パウロは、山ほどの困難に出会い、自己弁明をしたい時が数多くあったに違いない。でもそのような個所には、ほとんど出くわさない。ただ一か所、この�競灰螢鵐箸世韻�例外である。何とコリント教会でパウロは、「約束を守らない人物」という汚名を着せられ、彼の語る福音さえ当てにならないと批判されていたのでした。彼はそのことに対し、� 焚甬遒砲�いては）神の前に聖く、誠実に生きてきたこと（12節）、�◆別ね茲砲�いては）お互いに誇り合える存在となるために（14節）、��（現在においては）優しい心をもって相手が喜んで働けるために（23-24節）、釈明したのです。こういう聖書の読み方は、証人時代のものと全く違い、実に面白く意味深い。ときどき、同じ聖書を読んでいたのだろうかと呆然とさせられます。
続いての午前のクラスでは、ものみの塔に関する様々な情報が分かち合いました。午後からのクラスでは、『ものみの塔』誌2011年11月1日号の「エルサレム陥落の年代をめぐる記事」の全文が読み上げられ、詳しい分析をしていただきました。ものみの塔協会は、�．丱咼蹈縫簀�代記にはある王たちの記録がないことを指摘し、資料は不十分なものである。従って、20年の空白があってもおかしくはない。��粘土板については、ネブカデネザル治世の最後の6か月間は次の王と重複している。従って、粘土板の証言は当てにならない。��さらにVAT4956の資料については、天文学上の証拠から一日ずれている記録があるとして、組織の教えが正当であることを論証しようとする。全くむちゃくちゃな論理です。
歴史上の資料には、学者間において異論が生じるような問題はたくさんある。だから、学問というものが成立するのだと思います。ところが協会は、そのような問題が存在するということは資料が不正確であることを意味し、従ってものみの塔の教えが正しいと結論づける。全くの暴論という他ない。今は、このような記事を読めば読むほど、ものみの塔の教えがいい加減なものであることを確信させられる。だが、証人時代にはこの欺きに満ちた論議のおかしさに全く気づかなかった。巧みなマインドコントロールの故なのだろうか。
ある証人が「立派な人、立派な行い」と何かにつけて言葉にしていました。立派な人ってどんな人だろうともやもや思っていました。
中澤先生のお話しを聞きながらその思考回路のことがみょうにリフレインしていました。
今日は台風１５号の影響で、大荒れの一日となりました。
日本基督教団春日部教会の白石多美出先生のクラスでした。台風の影響を考え休講にしようかと迷いましたが、朝の様子で早めに終えることでクラスを行いました。いつもより少ない出席者でしたが、中身の濃い充実した学びとなりました。
今日の礼拝のメッセージは＜コリント人への手紙第一９章１９節〜２３節＞から、パウロの信仰を学びました。最初に、聖書を読むときの大切なこととして、�（弧�を無視して読んではいけない。�∈能蕕棒蚕颪暴颪�れた時代背景をしっかりと捉えておくことが大切である。ことが語られました。ものみの塔では、文脈無視で聖句を引用することが多いので、なるほどと納得いたしました。メッセージからは、キリストに出会い新しい価値観に変えられたパウロの歩みは、どんな人の所にも恐れず出掛けていく伝道スピリットをもった歩みであり、それはキリストに出会い、キリストの愛に押し出されたパウロの１８０度変えられた歩みでした。�．僖Ε蹐話�に対しても自由人であったと断言している。この時代背景を知っている人は、この意味が大変なことであることがわかるし、また「すべての人の奴隷となりました。」と語るパウロの言葉も今の私たちが想像もできないほどの重みのある言葉であることを知りました。どのような人に対しても「寄り添う」姿を表している言葉であり、その根底にある「福音のためなら、わたしはどんなことでもします。」というパウロの信仰者としての姿でした。パウロがキリストの愛に圧倒され、どんなにかキリストにある喜びに満たされていたのか。私たちももっともっとキリストの愛に満たされて、聖書に書かれている霊的奥義を知り、み言葉により励まされて毎日を歩んでいきたいと思わされました。
そののち、「傷つかない＆傷つけない会話術」からカウンセリングの学びが続けられました。口から出た言葉は取りかえしできませんが、また人から出た言葉によって、人は励まされ、慰められ、支えられていくのだなと実感いたしました。また、人が悩んでいるとき、一緒に悩んであげることは大切であり、それは相手と同じ立場に立つことであり、それは親身になるということであることも学びました。より良い人間関係を築くために、感情に任せるのではなく、冷静沈着に行動すること等、具体的な例話から実際にどうしたら良いのか等々、良き学びを得ることができました。「いつも笑顔を絶やさない」「きちんとあいさつをする」ことが良い人間関係を築く鍵のようです。今から実践あるのみです！
外は大嵐、でも今日も和やかなうちに良き学びができました。皆さん無事に帰宅されたでしょうか？今日も素晴らしい学びのときがもて、白石先生のお働きに心から感謝いたします。
今日は、真夏日に戻ったような暑い一日でした。
礼拝では、�競灰螢鵐�1:3-11より「慰めにあふれた神」というメッセージを取り次いでくださいました。このテキストには、「苦しみ」と「慰め」という二つのキーワードがそれぞれ10回ぐらいずつ出てきます。それは、この手紙の主題が「苦しみの中にある人々に対し、神は慰めを与えてくださる方である。その神様の慰めを経験した人は、次に他の苦しんでいる人々を慰める使命が与えられている」ということにあるのです。これは、ローマ8章が「苦しみの中にある人々が圧倒的な勝利者になることを説いている」のと、とても対照的です、という解説にストンと落ちるものがありました。今日も、聖書の読み方がとても立体的になって、クリスチャンの経験が奥深いものになる経験をさせていただきました。
続く午前のクラスでは、ジャーナリストの林俊宏氏が今夏の地域大会に出席された印象を交え、「最近のエホバの証人の動向」についてお話くださいました。また、11月12日（土）にお茶の水クリスチャンセンターで行われる「ものみの塔被害者全国大会」についてのアピールがありました。
午後のクラスでは、『ものみの塔誌』今年の10月1日号の「古代エルサレムが滅ぼされたのはいつか」という記事が取り上げられました。エルサレム陥落の年代は紀元前607年だったのか、それとも587年だったのかという問題です。この問題は結局、ものみの塔組織の独特な聖書解釈にこだわるのか、それとも歴史の証拠を素直に認めるのか、という点に帰着します。詭弁を使いながら、飛躍した論理を駆使しながら説得しようとしているものみの塔組織と、眠くならないよう何とか分かりやすい例を挙げながら説得しようとしている中澤先生、両方とも本当に御苦労様、という感じで聞いていました。数年前だったら、一言も聞き逃すまいと真剣に聞いていたのに、偽りのからくりが分かってしまってからは、もうばかばかしくて、というのが正直な気持ちでした。
最初に結論ありきの手法でくどくど説明して実にいい加減な結論の出し方だと思いました。証人の方にじっくり調べてほしいです。
今日は二学期最初のクラス。新しい方や遠方の名古屋からの受講生が参加してくださり、活気あふれる学びが始まりました。
礼拝では、�競灰螢鵐�1:1-2より「神の教会」というメッセージが取り次がれました。コリントの教会はたくさんの問題を抱えていましたが、そういう教会に対しパウロは、あえて「神の教会」と呼び、教会の本質に目をとめさせたというのです。表面的な現象をみて教会についてあれこれ述べるのではなく、「神がこの世界から選び出して集めた人々」という視点をしっかり押さえて教会と関わり続けるようにと教えていただきました。教会のことでいろいろ迷うことがあったので、大きな助けになりました。
礼拝後のクラスでは、カトリック、セブンスデー、カリスマ派などに関して質問があり、それぞれのグループが20世紀においてどのような変遷をたどるのか、紹介してくださいました。また、そのようなグループとカルトであるものみの塔とは本質的に違うことも明らかにしてくださった。
午後からのクラスでは、ハルマゲドンと千年王国、キリストの再臨と艱難時代の関係について説明がありました。ものみの塔がキリスト教のディスペンセーショナルな聖書解釈の流れの中に生まれてきたこともよく整理できました。
最後のクラスでは、石坂氏より「ハルマゲドンとその後の復活」について、ものみの塔組織がどのように説いているのか分かりやすく説明してくださいました。とても興味深い話で、すっきり整理ができました。
でも、久しぶりのクラスだったからでしょうか、頭はまだ夏休み、クラスの回転にまだついていけない自分がいました。でも、今学期も頑張って学び続けようと気持ちを引き締めて帰ってきました。
今日も30度を超える暑い一日、電車の事故があったようで中澤先生は30分ほど遅れて来られました。そしてお部屋に入るといきなりピリピ3:13-16より「物事の中には絶対に拒否しなければならないことと、相対的なこととして受けとめるべきこととがある」と説教し始めた。
パウロは、ユダヤ教を土台にして信仰を広めている人々を「犬」、「悪い働き人」、「キリストの十字架の敵として歩んでいる人々」と断罪し、拒絶した。その一方でパウロは、自分のユダヤ教の経験を「ちりあくた」と考え、そのすべてを捨て去って、神の栄冠を受けようと一心に前向きに生きていることをあかしした。このようなパウロの生き方に対しては賛否両論があったことだろう、それは相対的なことがらなのだからいろいろな違いがあってよい。もしある人の意見が間違っているなら、神が修正してくださるはずである。私たちは、とりあえず自分が確信しているところを基準として生きていけばよいと励ましてくださいました。とても説得力があるお話でした。
続く午前のクラスでは、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業の進め方が紹介されました。これによって、学問的な真理に近づくには、いろいろな道（授業の仕方）があることを教えられました。NHKで放映された時にみていました。学生たちが自由に意見を出していたのががとても新鮮な感じがしたのを思い出しました。
午後のクラスでは、6月26日に大野教会で行われた教育セミナーの「キリスト者は震災の問題をどのようにとらえたらよいのか」という講演の後半部分が扱われた。この講演は、中澤先生が30年前日本の福音派の中で起こした失敗を二度と繰り返したくないという強い思いから発題されたそうです。確かに、カトリック、プロテスタントを問わず、キリスト教会の中ではこのような見方を提唱している人はいない。並々ならぬ思いでキリスト教界に一石を投じようとされているのだな、と感じました。私も、もう一度じっくり読み、自分なりの考え方をしっかりもって歩みたいと思わされました。
続いて、M兄が、原子核の問題を解説してくださいました。
そして最後に、石坂さん（エホバの証人の元長老）が最近のものみの塔文献は、キリスト教を大いなるバビロンと断罪することをやめ、キリスト教の教派の一つになろうとしているのではないかと問題を投げかけてくださった。さすがに元長老だけあって、組織の出版物を鋭い切り口で切っていく。とても興味深い分析で、時間さえ許されれば、もっともっといろいろなことをお聞きしたかった。組織もだんだん追い詰められて現状維持に躍起になっているのかなとも感じました。