今日のクラスにはエホバの証人二世の若い方々が遠方から参加してくださり、クラスはにぎやかになりました。
礼拝のメッセージは、震災の意味を見つけるために必要な二つ目の柱についてふれてくださいました。一つ目は、「聖書全体が解き明かす神のご計画」を知ることだったが（先週のメッセージ）、二つ目は「聖書が教える崇高な人間観」を知ることだと言われました。
人間は、自分が束の間の存在であると自覚するとき（詩篇144:3）、宇宙の広大さに圧倒されるとき（詩篇8:3-8）、そして理不尽な苦悩におそわれるとき（ヨブ7:17）、「人とは何者なのか」と問いたくなります。その問いに対する答えは、人は「神のかたち」につくられ、地球に対する支配権が与えられていることにある（創世記1:26-28）。この崇高な人間理解に立たない限り苦悩の問題に対する答えはない、というのです。
とても興味深いアプローチなのですが、いまだ私の頭の中は疑問でいっぱい、すっきりしません（読者の皆さん、今週のメッセージを聞いてみてください）。とにかく、次のメッセージを楽しみに待つことにします。(感想も是非HPに書き込んでください)
引き続いての午前のクラスでは、『王国宣教』6月号の丁寧な解説をしてくださいました。二世の参加者が、「このような資料はどこから手に入るのか」と不思議そうな顔をして質問されたのがとても印象的でした。
午後のクラスでは、カルトから本当に解放されるには、現実に直面しているどんな問題に対しても、恐れずに各方面から情報を収集し、さまざまな角度からものごとを考えることが大切であることを学びました。
その後、先生が最近関わったエホバの証人の脱会カウンセリングの方法を紹介してくださいました。話し合おうとするものみの塔の問題点をできるだけクリアにし、相手の思考のプロセスと感情を尊重しながら、自分で考え、自分で整理し、自分で答えを出せるよう励ますことにつきる、という欠かせない大切なことでした。
これを聞いた二世たちが、「さすがプロだ。このような方法でカウンセリングを受ければ、やめざるを得ない」と感心して聞いていました。
しかし、ご家族にとっても大変な忍耐が必要になります。
そのためにも私たちは少しでも支えあえたらと願っています。
今日は五月晴れの素晴らしい日でした。
礼拝では、ローマ8：28〜30より、「神がすべてのことを益としてくださる」というメッセージを取り次いでくださいました。私たちがいろいろな苦しみにあったとき、聖書全体の信仰に立ちながら、この聖句に帰ってくるなら勝利と平安が得られると心強いメッセージでした。もし、苦悩に目をとめ、神様どうして（Why God ?）と問うなら、迷いと疑いの中に入り込んでしまう。そうではなく、創世記初めの「創造、堕落、罪とその結果、そしてさばき」から始まり、黙示録21-22章の「完成された神の国」に至る聖書全体の信仰に目を向けるのである（その信仰の中心はイエスの十字架と復活にある）。この聖書全体の信仰に立ちながら、ローマ8：28の聖句を受け止めるとき、勝利と平安が訪れる。いろいろな個別の苦悩に煩わされて聖書全体の信仰に帰着しないのは、「木を見て森を見ない」ことになると語ってくださいました。本当に大切なことだと思わされました。
来週はこのメッセージの続きで、個別の苦悩をどのようにとらえたらよいのかについてふれてくださるとのこと、とっても楽しみです。
引き続いての午前のクラスは、さまざまな情報交換をしました。
午後のクラスは、M兄が今日話題になっている液状化現象について説明してくださった。分布図を用いて日本全体で岩盤の強いところとゆるいところについての説明があった。さらに原発問題についてご自分の体験から証してくださいました。
その後『王国宣教5月号』が詳しく紹介された。証人たちは、ますます厳しい引き締めにあっているような気がする。
そして最後は、石坂長老が、エホバの証人にとっての伝道奉仕の重要性、一週間の時間の使い方、一年間の生活のサイクルなどについて詳しく話してくださいました。この学びによって、証人たちの内面がよくわかりました。とても証人の心理状態が理解できて感謝でした。
今日は朝から雨模様の一日でした。中澤啓介先生に急なご用が入り、急遽日本基督教団春日部教会の白石多美出先生が講義をお引き受けくださいました。今日初めてクラスに参加してくださった方もあり、良き学びのときとなりました。
礼拝は「ピリピ人への手紙3章12節〜16節」から、目標に向かって生き抜いた、パウロの姿からメッセージが取り次がれました。クリスチャンを迫害していたパウロが、キリストに出会い劇的に変えられて、ほんとうの生きる意味を見出し、キリストにある恵みと喜びの中、ひたすら目標に向かって走り抜けたその姿に、はっきりとした目標をもって人生を生きることができる素晴らしさを教えていただき、大きな励ましをいただきました。
白石先生は、最近パソコンのユーチューブから発信されている映像から、足でピアノを奏でる中国の青年の姿を見て、とても感動を覚えたそうです。その青年は、10歳のときに感電して両手を失い、そののち苦しい葛藤の中から、生きることを選択し、苦難を乗り越え、わずか5年位で、足でピアノが弾けるようになったということです。その青年の顔には内なる喜びが溢れて、とても良いお顔をしていたそうです。その人の生き方は、失われたものに目を留めて生きる生き方ではなく、前に向かって前進していく歩みであり、絶対に諦めない生き方であり、それはパウロが、神様が用意してくださっている望みに向かって、栄冠を目指してひたすら歩んでいる姿と重なるものであるとお話しくださいました。 目標の無い人生はむなしいです。ともに神様にある望みに向かって歩んでまいりましょうとお奨めがありました。
カウンセリングの学びでは「傷つかない＆傷つけない会話術」から学びました。ＳＴＥＰ2「言葉の毒を抜こう」“もう少し難しい「こういう言い方をやめよう/しよう」”の中級編です。悪い会話例を苦笑しながら聞き、良い会話例を、なるほど！と感心しながら聞きました。「毎日の生活の中で学びが生かされることを願いますが、現実にはなかなか実行は難しいです！」との受講生からの声に、白石先生から「そのことに気づいて、心がけていくことが大切なのです。決して諦めないで。言葉には力がありますよ！」と今日も励ましの言葉をかけていただき、一同ホット胸をなでおろしました。
お昼休みには毎日の生活の中で、エホバの証人のご家族の方々が、苦脳をしながら証人に対応しておられるお話しをお聞きして、改めてどれほど日々傍らにあって気遣いながら生活されておられるのかを知りました。トンネルの先が見えないような中にあって、本音を吐きだせる場が必要なのだなと感じました。そのような家族の会のネットワークがこれからも広がっていくことができますように、心から主に願い祈りました。
また忍耐を続けていくためにも、今日のような学びの必要性を強く感じました。今日も一日良き学びの時を、感謝いたします。
今日の東京はまるで夏が来たかのような暖かい日でした。イースターが終わり、これからゴールデンウィークに入ります。
礼拝では、�競灰螢鵐�7:5-7より、「慰めの神から慰めを受ける」というメッセージがありました。この�競灰螢鵐箸亮蟷罎蓮峩譴靴い箸�には神と人々から慰めを受ける。そしてその慰めが私たちの希望に通じていく」（�競灰螢鵐�1:3-8）ことを教えるために書かれました。実際パウロは、慰めの神から慰めを受けるのですが、それは神から直接というより、同労者テトスの訪問を通してでした。しかもこのテトスは、パウロのことを思い、心配していたコリント教会の信者たちを派遣しました。つまりパウロが受けた神の慰めとは、結局のところ教会共同体の思いやりだったということだったのです。深い感銘を受けました。
また、余談の中でしたが、聖書からある問題を考えるときには、その問題に関係する語句を検索することが重要であること。しかし、聖書は時代の中で実際に起こったことを記した記録なので、神の言葉とはいえ、今の時代の問題に直接的な回答を求めても得られるわけではないことを教えていただきました。例えば、原発を建設することは正しいのか、正しくないのかと問うても、聖書からの直接の回答はありません。それについて幾分かでも関連しそうな聖句を探し出し、様々な角度から問題点を整理し、類推する以外にない、ということでした。従って、この種の問題は、クリスチャンだからと言って同じ考えを持てるわけではないことを確認できました。
引き続いての午前のクラスでは、各地で行われている集会など、さまざまな情報交換が行われました。
午後のクラスでは「王国宣教」4月号が取り上げられました。組織はもう8月の地域大会に参加するよう準備をしていることに驚かされました。
その後、昨年の夏に行われた日本脱カルト協会の研修会においてB姉が発表した「エホバの証人の二世問題」という論文が紹介されました。二世の子どもたちは、一世信者とはまた違うたくさんの問題を抱えていることがよく分かりました。これから二世信者と接するときにはとても役立つものでした。と同時に、二世問題のある事柄はものみの塔に起因しているというより、ごく普通の親子関係においても子供が成長する過程で起こる問題であると指摘されました。自分の子育てにたくさんの反省点を見出すひと時でもありました。
今日は少し肌寒い一日でしたが、今学期初めての白石多美出先生のクラスでした。久しぶりに来てくださった、Ｙ・Ｋ兄やＴ・Ｋ兄等々、皆さんの近況報告をお聞きしました。もし、エホバの証人の方々が間違いに気づき、組織から抜け出られたら、どれだけご家族の皆さんが救出のために頑張っておられたかがわかり、涙を流して喜ばれるのだろうなと思います。その日が一日も早く来ることを心から神様に願いました。
今週は受難週です。イエス様が私たちの罪の刑罰を受けてくださり、十字架にかかられたそのお苦しみを心に覚えながら、過ごします。今日の礼拝は「ルカの福音書２２章３９節〜４６節」から、イエス様がゲッセマネの園で祈られたその祈りを通して奨励をいただきました。
礼拝の冒頭で、東日本大震災で命を奪われ、家を奪われ、被災された方々のことを思うと、言葉にできないほどの心痛む思いであり、私たちの生活は、いろいろな方々との関わりの中で、ともに生きていることをまざまざと思わされたと白石先生は語られました。
明日は、「足洗の木曜日」です。イエス様が弟子たちを選ばれるときの発想は、この世の中の基準とは全く違い、決して優秀な者たちではなかったけれども、イエス様は忍耐と愛をもって訓練してくださり、仕える者の姿を取り続けてくださいました。イエス様は死ぬためにこの世に来られました。十字架にかかられる前、いつもの場所でお祈りを始められました。一人の人間として刑罰を前にして苦しみ悶えながら、最終的には「わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください。」と祈られました。聖書には「汗が血のしずくのように地に落ちた」と記されています。そののちイエス様は十字架にかかられて、死なれ、そのことにより人々に救いをもたらしてくださいました。
白石先生は、ご自身の体験から、イエス様のお苦しみの姿を覚えた忘れられない網膜剥離の目の手術のときのことをお話しくださいました。麻酔が効かない壮絶な、失神しそうな痛みの中で、イエス様の苦しみを覚えられたそうです、その手術が一度ならず、二度もしなくてはならなかったとき、流石に白石先生といえどもできれば逃れたいと思われて、その晩一晩中眠れずに不安な気持ちでお祈りされたそうです。あたりがうっすら明けて白んできたとき、お腹のあたりに「主は備えたもう」という言葉が響いてきて、その時イエス様からの平安を確信してし、覚悟ができ、手術に臨まれたということでした。私たちの人生には予期せぬ様々な出来事が起こりますが、信じられないような苦しみの中にあってもなお、神様の御手があることを覚えさせていただき、信仰をもっていることの素晴らしさを教えていただきました。
そののち、「人生を変える力」の最終章「実り豊かな人生」の秘訣を学びました。あらゆる状況の中にあっても、いつも神様を賛美し、感謝をささげながら、想像をはるかに超えるほど豊かな実を結ばせてくださる神様を信じて、期待して待ち望むことの大切さを学びました。続けて新しい教科書の「傷つかない＆傷つけない会話術」を学び、出席者の皆さんの体験談に、爆笑し、心が軽くなり、心和みながら帰宅いたしました。白石先生、今日も良き学びの時をありがとうございました。