朝晩はすっかり冷え込み、紅葉の美しい季節となりました。今日の礼拝では、黙示録7章1節から12節より、「144,000人と大群衆はどこにいるのか」というメッセージが取り次がれました。聖書では、144,000人は地上にいます（1〜8節）。そして、大群衆は天上にいます（9〜12節）。ところが、エホバの証人は全く正反対に読んでいます。どうしてそのように読めてしまうのでしょうか。皆で考え合いました。エホバの証人たちは、聖書を読んでいても、実際には組織の教えを読み込んでしまうので、聖書をきちんと読めなくなっていることがよく分かりました。
続いてのクラスでは、ものみの塔誌10月号と11月号より、「1914年に王国が始まった」という記事が取り上げられました。キリスト教のアドベンチストのグループが1844年にキリストの再臨があると予言したことがすべての始まりだったと始めて知りました。そして、ものみの塔の歴史を振り返り、キリストの臨在と王国に関する考え方がころころ変わっていく経緯を学びました。エルサレムの陥落の年代が、すべての歴史家の認める587年ではなく、607年とする理由もよく分かりました。
それから、ものみの塔の組織をやめるには、最後は「主権論争」の選択なのだと学びました。今日は、エホバの証人と関わっているご家族が、遠い中国地方から出席され、熱心に聞いておられました。その御家族の皆さんが、一日も早く組織から解放され、ご家庭が新しく出発されるようにと祈らされました。私にとっては久しぶりのものみの塔の学びで、自分の過去を思い出しました。今神様の祝福にあずかっていることが、とても不思議な感じを覚えました。感謝でいっぱいです。
今日は秋晴れの気持ちよい一日でした。礼拝では、創世記6章1節から13節より、「ノアの時代の出来事」というメッセージが取り次がれました。ノアの時代には、�／諭垢旅佑┐襪海箸箙圓Δ海箸里垢戮討�悪かったこと、�⊃世�人を造られたのを悔やまれたこと、��神はノアという正しい人を見つけられたことの三つの大きな出来事がありました。神の目からご覧になると、人間の状態は今も昔も変わらないのだろうな、と考えさせられました。
続く午前中のクラスでは、旧約聖書を一貫して流れている中心思想は何だろうかという点を話し合いました。中澤牧師は、「神の王国（支配）」こそが、旧約聖書及び新約聖書の中心的メッセージであると語られました。そして、その王国において、神が人にどのように関わっておられるのかを考えねばならない、ということでした。
午後のクラスでは、四国の愛媛県にある伊方原発の裁判の傍聴経験をお聞きしました。私は、これまで裁判所に行ったことはありません。専門的な話もよく分かりません。でも、原発再稼働の背後にある様々な事柄を考えさせていただきました。こういう学びを通し、私の世界もどんどん拡げられていくように感じています。
最後のクラスでは、小学校の教師を40年間勤めてこられたKさんが、現在の学校の状況について詳しくお話くださいました。先生方の忙しい生活や学校の中で起こる様々な問題について、考えさせられることの多いお話でした。
今日は、一日中小雨降る肌寒い日だった。礼拝では、創世記5章より「アダムの子孫の系図」というメッセージが取り次がれた。5章の系図と11章の系図を比較しながら、5章の系図に特徴的な4つのポイントが取り上げられた。4つとは、�［省�とも10代の系図になっているのは、一まとまりを表し、完結していることを示唆する、��5章で死が強調されているのは、2章と3章に出てくる「死」との関連で描かれている、��七代目のエノクが死を見ないで天に引き上げられている、��5章の人々の年齢は11章の人々の2倍、3倍、4倍になっていることの意味は何か、ということでした。また、聖書解釈の原則についても、詳しく説明してくださった。また、礼拝の中で天に帰られた隼瀬姉のことにも思いを寄せた。
その後の午前のクラスでは、被造物管理の神学においては、「全的堕落」という考え方をどのようにとらえているのかを説明してくださった。既成の神学的なフレームや単語を使っても、中澤牧師は、かなり違った意味で使われていることが分かった。
午後からは、「憲法9条をノーベル平和賞に」と提案してこられた鷹巣直美さんの証をお聞きした。どのようにクリスチャンになり、平和運動に関わってこられたかについて、証ししてくださった。また、「ノーベル平和賞に」という運動の中で葛藤された多くの苦悩や迷いについても、率直なお話を伺うことができた。政治的なさまざまの動きに巻き込まれないで、平和の原点を掲げながら、運動を進められている姿に大きな感動を覚えた。また、鷹巣姉とは違った意見をもっている受講生の方々の意見もお聞きできた。皆で、憲法9条を読みながら、平和とは何かをご一緒に考えることができ、とても有意義なひと時だった。
今日は、小雨降る一日でした。礼拝では、創世記４章から「カインに対する神の取り扱い」というメッセージが取り次がれました。一般には、弟殺しのカインは、アダムからの原罪を引き継いだ、神から離れている人々の代表的人物と見られている。ところが、神はカインに誕生の恵みを与え（1節）、カインに語りかけ（6、9、10節）、約束のしるしをカインに与えられている（15節）。これらの事柄は、罪を犯し、神から離れている一般の人々に対しての神の取り扱いを示している。この家系の人々は、町をたてることや（17節）、音楽を楽しむこと（21節）、あるいは技術で製品をつくること（22節）などを発展させている。これらのことは、決して悪なのではなく、人類の歴史の中で大切なものとして継承されている、と語られた。とても興味深い聖書の読み方だった。
午前のクラスでは、これまで聖書学者たちは、旧約聖書の中心テーマとして、�／世量樵亜↓�契約、�５澪兒法↓た世慮斥奸↓タ世反佑箸隆悗錣蝓↓�神の王国などを提唱してきた。しかし、中澤牧師は、「神の民の被造物の管理」という視点こそ、旧約聖書の中心テーマだと断言された。この概念から旧約聖書を読むと、確かにこれまで考えてこなかったことが見えてくる。
午後のクラスでは、黒川氏が、「癌と最新の治療状況」というお話をしてくださった。最新の分子生物学の研究成果が癌治療に応用されている現実に驚いた。私にとっては知らないことばかりで、一つ一つ納得しながら聞くことができた。幅広い知識を基にしたお話は、聞く人を飽きさせることなく、本当に楽しい講義でした。
どんな大学や神学校でも聞けないような講義をお聞きし、満足した一日でした。ありがとうございます。
今日は、秋晴れのすがすがしい日でした。礼拝では、創世記3章8節から24節より「堕落した人間に対して」というメッセージがありました。人は罪を犯した結果、�／世�ら身を隠し（8-10節）、�⊆�分の罪を他の人に責任転嫁し（11-13節）、�６譴靴澆覆�ら使命を果たす者となり（16-18節）、�せ爐未戮�存在になった（19-24節）。しかし神は、そのっような人間に対し、�〔鸞�の救い主を備え（15節）、�¬喩蕕巴僂鯤い辰討�ださった（21節）。このメッセージを通して、私は、人間の罪の現実と神の救いの関係、聖書の読み方を教えていただいた。
続く午前のクラスでは、大東亜戦争の敗戦後、国際連合ができ、原子力の問題がどのように取り扱われていったのかという解説があった。さらに日本国憲法が制定されてからポツダム宣言に至るまでの歴史を振り返り、「原爆から原発へと移り変わっていく経緯」について講義してくださった。原発の問題を考えるには、原発の歴史をきちんと学び、さまざまな角度から考えなければならないことがよく分かった。
午後からのクラスでは、石坂さん（元エホバの証人の長老）のこれまでの歩みをお聞きした。どのようにエホバの証人になり、組織の中で歩んでこられたのか、さらにその後は組織の何に躓き、どのように組織から脱会したのかを詳しくお話してくださった。始めてお聞きすることも多く、エホバの証人の信仰と生活がよく理解できた。さらに、現在各会衆は、会衆の中に蓄えている預貯金をものみの塔本部に寄付するよう要請されている、との報告があった。
今日初めてエホバの証人のことをお聞きになった方々も数人おられた。また、現役のエホバの証人や、最近やめられた方々も出席していた。いろいろな方々が参加され、質疑応答も花が咲き、豊かな学びの時だった。
クラスが終わってからも、いくつかのグループに自然に分かれ、互いに問題を分かち合っていた。皆さんが、とても楽しそうにお交わりをもっている姿に感動した。