今日から２０１１年度のクラスが始まりました。
礼拝の始まりとともに、いきなり大きな揺れを伴う余震が・・・。一瞬となりの人と顔を見合わせながら賛美をつづけました。
礼拝メッセージはマタイの福音書25章31ー46節からでした。このイエスの教えは、クリスマスになると「靴屋のマルチンの話」として教会の中では語られることが多い。実は福音派の教会では、�ー匆馘�慈善を重んじる自由主義キリスト教への反動、�▲僖Ε蹐砲茲訖�仰義認の福音理解への偏り、��再臨時の最後の審判という文脈を無視、という3つの理由から、文字通りに実践することに否定的であった（霊的、精神的に受け止める傾向が強かった）。しかし、これではイエスのメッセージを正しく受け止めていることにならない。特に現在の大震災の真っ只中においては、神学的な理解の違いに対する議論をやめ、もっと単純に困っている人々に愛の実践を果たしていくべきだと話されました。いつもそうですが、今日もまた自分の生き方に対し、啓発され大きなチャレンジに向って歩ける気がしました。
続く午前のクラスでは、受講生一人一人が自分の「3.11の震災体験」を分かち合いました。皆それぞれが違った体験をしていたことは言うまでもありませんが、震災の受け止め方において大きな違いがあることも分り新鮮でした。それに対し中澤牧師は、このような問題理解においては一つの正解が存在すると考えるのではなく、自分の体験を大切にしながら、他の人々の考えを受容する幅広さをもつようにと語られました。
そして午後のクラスにおいて中澤牧師は、震災というテーマを神学的にどのようにとらえたらよいかという点をお話くださった。被造物は今の時代は虚無に服した状態にあり、うめきの苦しみの中にある（ローマ8:20-22）。人知では理解できないことがこの世の中にはたくさんある（伝道8:16-17）。それこそヨブの苦しみの根底にあるものだった（ヨブ30:24-26）。このような理不尽な状況に置かれたときには、「慰めに満ちた神」が働き人を通して慰めをもたらしてくださることを知らねばならない（�競灰螢鵐�7:5-7）。今私たちが直面している震災の中においては、この「慰めの神」（�競灰螢鵐�1:3-4）を体験できる最も大切な時なのだと励ましてくださった。
そして最後に石坂元長老は、エホバの証人たちがこの震災をどのようにとらえ、それをいかに巧みに伝道活動に利用しているかを明らかにしてくださいました。確かに私たちの周囲のエホバの証人たちを見ていると、まさに、お話のようなメンタリティーで行動をしていることに気がつきます。
物事のとらえ方がマイナス思考になっていくのではないかと実感しました。
お聞きしているうちに、マインドコントロールの恐ろしさを、また改めて感じさせられました。
今日は、午前中何度か地震の揺れを感じ、一時騒然としましたが。でも、中澤先生は平然と講義なさっていました。。
礼拝では、使徒6:1-7のエルサレム教会に見られる「コンフリクト（衝突）」についての話でした。聖書は、神が贖いの目的で人間世界に介入された出来事の記録である。従って、旧約聖書も新約聖書もコンフリクトに満ちている。そもそも被造物全体がコンフリクトの中で生かされているといってよい。旧約の人物も、イエスも、使徒も、教会も、生きることイコールコンフリクトであった。コンフリクトは避けがたいだけでなく、必要なことでもあるのだ。
コンフリクトに対しては、沈黙、回避、調整、攻撃などいろいろな対応がある。自分がどのように対応する傾向があるのかを知っておくことも有益である。ちなみに、中澤先生は攻撃型だそうです。とにかく、コンフリクトを通じ、お互いは訓練を受け、大きな器に育てられていくことも学べました。
加えて、聖書の読み方、説教の聞き方などについても学びが広がりました。
午後からは、先日大野教会で行われた教育セミナーの講義「福音派神学の最大の欠点」についての補足説明をしてくださいました。というのは、この講義は、エホバの証人が問題にする「魂の不滅」とか「地獄の永遠の責め苦」といった教理と深く関わっているからです。福音派の欠点は数多くある。例えば、合理主義的方法論に基づく神学や偏狭な聖書論、意見の分かれる聖霊論や終末論などなど。しかし最大の欠点は肝心の「福音理解」だという。伝統的な「神、罪、救い」という「福音」理解から、神の主権をとらえ直し、キリストの死の普遍性とその意味の多義的な内容をとらえ直すようにと言われました。この講義に接して、改めて自分は福音をどのように信じているのか、考え直すとても機会となりました。
三月に入りましたが、今日は朝からとても寒い一日でした。日本基督教団春日部教会の白石多美出先生をお迎えしてのクラスでした。遠くから来られたご家族の方や、ほんとうに久しぶりに来られたＫ兄や、最近毎週来られているご家族の方等々で、和やかなうちに中身の濃い良き学びのときをもつことができました。礼拝は「箴言17章1節」＜乾いたパンの一片しかなくとも平安があればいけにえの肉で家を満たして争うよりよい＞（新共同訳）から「家族の在り方を考える」という題でメッセージをいただきました。人は幸せでありたいと願うが、何をもって幸福とするか。人はそれぞれ「私の幸福観」をもっている。夫婦も価値観が違う者が一つになるので、「聖書」を互いの指針として、それを土台として生活をすることができるならば、それはほんとうに幸いであり、真の幸福を手にすることができる。「乾いたパンを分け合う」ということは、互いを受け入れあうことであり、「神の平安」とは相手を受け入れて共に歩むということである。相手の存在、パーソナリティを認めて受け入れ歩んでいくことが大切である。人間は不完全な存在であるが、相手をそのまま受け入れることが大切である。人は他人を変えたいと思う。しかし変えられないことを知るとき、自分を変えるしかないことに気づく。そして、自分で自分を変えることはできないが、神様は変えることができるお方であることを信じ、祈るときに、変えられた自分を経験することができると教えていただきました。家庭は家族が癒される場であり、オアシスであり、破れを繕ってくれるところである。そのような本来あるべき姿の家庭を築きあげていくためにも、相手のことを思いやることが大切である。そこには争いは起こらないし、そこからは必ず良い人間関係が生まれてくる。「言葉には力があります。人が癒される言葉をかけていきましょう」と、今日も力強いお奨めをいただきました。
カウンセリングの学びの前半は「人生を変える力」の11章「自制心を養う」から学びました。「自制と自制訓練は成功する人生の鍵である」�ー�分の問題を認めること。自分のことは自分で分かっていると思っているが、自分のことは一番分からない。ましてや他人のことを分かり得るはずもないことを知らなければならない。そして、問題から逃げないで、問題に立ち向かうことが大切である。��過去のことを忘れる。過去にとらわれないことが大切。�４蕎陲棒気靴�対処すること。�ぜ�分は変われると信じること。�ゥ▲�ウンタビリティー（自分の生活について互いに説明責任を果たす関係のこと）の関係を築くこと。�ν僅任鯣鬚韻襪海函��Д�リストの力により頼む。と、今日は「ほんとうの自制心を養うための7つのポイント」を学びました。後半は新しい教科書「傷つかない＆傷つけない会話術」を学びました。いかに日々トゲのある言葉を使っているのかと、反省させられることばかりでした。意識して、心がけて言葉を話すことの大切さを実感させられました。耳の痛いところもありましたが、学んで初めて気づかされることが多く、今日も実り多い学びをさせていただきました。少しでも学んだことが、私たちのうちに受肉していきますように、そして、より良い人間関係を築いていくことができますようにと心から願い祈りました。今日も素晴らしい学びをありがとうございました。
昨日のニュージーランドで起こった地震のニュースに心痛めながら、JWTCのクラスに足を運びました。もし証人時代だったら、自分はハルマゲドンがそこまで来ているとの切迫感にせきたてられ、戸別訪問をしていただろうな、などと考えながら・・・。
礼拝では、ローマ5:12-21より、イエスはすべての人のために死なれ、全人類の贖いの代価を払われた。それによって人間に対する裁きは完全に終わり、救いの道が開かれた。恵みとは、罪を犯した人間に対して取られた神の対応を示す言葉である。つまり、神はキリストにおいて人間の罪を裁かれ、その人を受け入れる。その恵みによって神は、キリストの義を人間の義と数え、永遠の命を備えられた。信仰とは、神が私たちを受け入れてくださったことを受け入れることに他ならない。この恵みを受け入れるという信仰があって初めて、キリストの贖いがその人のものとなり、永遠の命が与えられる。私はこれまで、裁き、贖い、恵み、信仰というような大切な言葉をあいまいにしか理解してこなかったことに気づかされました。そしてキリスト教の本質がやっと分かりかけてきたような気がしました。そして平安な気持ちになりました。
今日もたくさんのJW出身者、家族の方々が参加していたからだろうか、現役の信者である家族といかに対話をしたらよいのかという質問が集中した。結論としては、書物やインターネット情報を駆使して相手をやっつけるような姿勢はいけない。むしろ、話している相手から得た情報を一つずつ整理し、丁寧に質問し返して、相手が自分の頭で考えるように仕向けることがコツだと教えていただきました。確かにその通りなのですが実際には今一つうまくいかないというのが、多くの出席者の反応でした。
午後のクラスでは、「王国宣教」の3月号が取り上げられた。4月17日の主の記念式についての解説が中心。特に、14万4千人しか象徴物にあずかれないということについては、正直言って現役時代には何の疑問も持ちませんでした。でもよく考えてみれば、本当におかしなことなのだな、と実感しています。
JWTCのクラスに出席して学ぶたびに、ものみの塔の信仰は、聖書から大きくかけ離れた信仰なのだなと分かってきます。自分の目が開かれてくればくるほど、証人の方達に、この真理を知っていただくために神様に「一日も早く助け導いてください」と、さらに祈りを深めたいと思いました。
外国からだったのか、それとも国内からなのかは分かりませんが、中澤先生はどこかからの帰り道。でもいつものようにとてもお元気で講壇に立たれると、いきなりガラテヤ人への手紙1章1節から「キリスト者の使命」というテーマでメッセージを取り次いでくださった。
キリスト者の使命とは、いかなる人間、あるいは人間組織に基づくものではなく、キリストとキリストをよみがえらせた父なる神から直接受けたものである。従ってキリスト者は、召してくださったキリストと神にその責任を負っている。これが基本である。とはいえ、そのようなキリスト者であっても、キリスト者共同体（教会）の理解と承認のもとに活動していかねばなりません。このことをパウロは、ガラテヤ人への手紙1章から2章の記述において明らかにしていると解説してくださいました。深くうなずきながらそれぞれが与えられている賜物についてあらためて考えさせられました。一人ひとりが与えられている分を神様に充分に用いていただけるように祈り歩む大切さを心に刻みました。
今日のクラスには、長年エホバの証人だったご夫妻や、ものみの塔の信仰のゆえに多くの苦しみを経験された主婦、さらにエホバの証人をご家族にもつ方々が大勢参加されました。それで礼拝後の午前のクラスでは、そのような方々お一人お一人がご自分の歩んで来られた道を分かち合ってくださいました。皆さんのお証をお聞きしながら、改めてエホバの証人問題の深刻さを認識させられた時でした。
午後のクラスでは、M兄が使徒の働きの記録と新約聖書の執筆年代との関係を結びつけながら読むべきことを話してくださった。
その後石坂元長老が、エホバの証人の信仰は、エホバ神、サタン、そして組織に対する恐れが基盤になっている。カルトというのは、恐怖心がキーワードであると話してくださいました。
その後の質疑応答においては、巡回監督や地域監督の働きや問題点、エホバの証人たちが罪を犯した場合に開かれる審理委員会の実態などについてお話しくださった。クラス出席者たち一同は、今日も、ものみの塔の信仰がもたらす被害について深く考えやり切れない気持になりました。