今日は、突然冬が訪れたかのような寒い一日でした。
礼拝では、使徒の働き4章1節から22節より「主イエス以外に救いはない」というメッセージが取り次がれました。ペテロとヨハネは生まれつき足の萎えた人を癒した結果、神殿管理者たちによって逮捕され、ユダヤ国会（サンヘドリン）に召喚されました。彼らは、尋問の機会をイエスについてあかしする場に変え、「イエス以外に救いはない」と絶対的な確信をもって説教したのです。
世界にはたくさんの宗教があります。それぞれの宗教は、家族、近隣社会、国家、世界、文化を形成するのに重要な役割を果たしています。といっても、そのような宗教に、罪の許し、永遠の命、聖霊を受けて神の民として生きること、といったキリストによってしか与えられない救いはありません。とても説得力に富んだ説教でした。ただ、熱が入り、午前中いっぱい1時間半以上に及びましたので、インターネットの礼拝テープでは前半しか聞けないようです。残念ながら。
午後のクラスでは、「目覚めよ」誌12月号の「クリスマスに関する事実」が取り上げられました。ものみの塔は、クリスマスについて次の五つの疑問点を投げかけます。
�．ぅ┘垢�12月25日に生まれたのか、�◆崘郢里燭繊廖櫺真佑�、どんな人たちか、��占星術者たちを導いたのはどんな星だったのか、�ぅ汽鵐織�ロースはイエスの誕生とどんな関係があるのか、
�ゥ廛譽璽鵐箸鯊�ったり陽気に楽しんだりするクリスマスの習慣を、神はどう見ておられるか。
こういう記事を今読みますと、確かにおかしなことばかりです。でも組織にいたときには、特別変だとも思わず、真実が書かれていると思い込んでいました。全く情けなく思います。
そして最後に、クリスマスのような諸行事（それはお誕生日、お正月、収穫感謝祭など、さらに輸血拒否も）に組織が反対する真の理由は、エホバの証人を家族や友人、あるいは社会から切り離し、組織に忠実な人間をつくることにあると説明されました。ものみの塔は、神や聖書ではなく、組織や組織のリーダーに忠誠を求めるカルトなのだとよく分かりました。
今日は日本基督教団春日部教会の白石多美出先生をお迎えしてのクラスでした。
白石先生のクラスは、いつも自然に受講生たち一人一人が先生と和やかにごあいさつすることから始まり、その雰囲気はゆったりした穏やかな交わりの時で、温かな交流、カウンセリングの学びがすでにそこから始まっているという独特のモードになるので、何かとても不思議です。今日の礼拝は、「コロサイ人への手紙1章1節〜14節」から、パウロの信仰を三つのポイントで学びました。私たちは様々なことを思い巡らしますが、「思う」ということはとても大事なことであり、思いが願いになり、願いが祈りになっていくことを知りました。ただ、祈りがなかなか聞かれないとき、私たちは、「もう祈っても仕方がない」とか、「もう祈ることを止めてしまおう」とか思いがちですが、そのような思いが出てきたときには、すぐにその思いを打ち消し、祈り続けることが大切で、「必ず自分の願いに勝った道を、神様が開いてくださるので、絶対にあきらめないで祈り続けましょう！」、と語ってくださいました。人は自分の経験で物事を判断しますが、信仰はそれを超えたものであることをいつも心に覚え、苦しい時、もう止めようと思う時こそ祈るべきであると、お話しくださいました。今日の聖書の箇所から、
�� 信仰者として立っている所、あり方を明確にすること
�� 心にかかっている人々のために祈り続けること
�� パウロは具体的な指導をしている
ことを、学びました。パウロは現実がどのようであっても、忍耐し続けました。何故そのようなことができたのでしょうか。パウロは神を知らない暗闇の生活から、神に望みを置く希望の生涯へと変えられました。そして、神が神の相続に預かる資格を与えてくださったことに対する喜びと希望の中に生きる者となりました。それゆえパウロはどのようなことにも忍耐することができたのです。キリストに贖われた者として、神を知らない生活から、神の愛を知り、神の子どもとされた喜びと希望の中に生きていたパウロ、私たちもまたパウロと同じ恵みが与えられていることに、大変大きな励ましを受けました。
礼拝後は、「人生を変える力」リック・ウオレン著の第8章＜善良な生き方＞から学びました。この世は比較論の世界であり、その世界では人を責めるようになり、健全な自尊心をもつことはできないが、聖書の教える創造論からの人間観は、人は神様に造られた大切な存在であり、そのことを知るときに、人は人を思いやることができ、共に生きることができ、健全な自尊心が育まれていくことを学びましました。また、神の完全な「基準」であるイエス・キリストによって自分自身を測ることの素晴らしさを学びました。とうてい到達することのできない「基準」により、自分がいかに罪人であるかということを悟ることができ、神の赦しを受け取りながら歩む中で、その基準に少しずつ近づいていけるように、神様が変え続けてくださることを学びました。元証人だった方々が、ものみの塔の組織にいたときに、いかに外見だけの善行であり、自分の力で救いを勝ち取る歩みであったかと、抜け出て初めてわかった現実をお話しくださいました。「ものみの塔」と「キリスト教」とは似ているようでも、中身の全く違うことを改めて知り、聖書を使っていても、聖書の教えとは違う、ものみの塔組織から偽りの教えを教えられていることに、心が痛みました。エホバの証人のお一人お一人が、一日も早く組織の間違いに気づかれますように。
今日も良き学びの時をもつことができました。白石先生ありがとうございました。
今日は秋晴れのすばらしい一日でした。
礼拝では、使徒の働き3章11-26節より、ペテロがソロモンの回廊で語った説教について中澤啓介先生より学びました。これは、ペンテコステに次ぐ、二番目の説教です。ペテロがこの説教で話したことは四つあります。一つ目は、病人を癒したのは使徒たちではなくイエスであったこと。二つ目は、そのイエスを十字架につけて殺したのは、他でもない自分自身だったこと。三つ目は、そのイエスはよみがえって天の王座に就き、万物の回復まで統治し続けている。そして四番目は、邪悪な生活を改め神に立ち帰らねばならない、ということだった。これは、初代キリスト教の中で明らかにされた伝道説教の典型的なものである。福音とは何かが、きわめて明確に示されている説教である、と話されました。
続く午前のクラスでは、イエスはある時は奇跡を隠され、あるときは奇跡を顕示されている。どうしてこうも違うのかという質問が出されました。それに対し、聖書は時代の流れの中で起こった出来事を淡々と記している。従って、個々の文脈をよく考え、自分なりにさまざまな推測を重ねて、謙虚な心で読むことがとても重要である。決して、自分の考えや神学、教理を読み込んではいけない、と教えていただきました。
午後からは、石坂元長老によって、ものみの塔の組織が「聖書冊子協会」と名乗っていることに注目した発題がなされた。ものみの塔の組織を「定期刊行物を発行する出版社、新聞社」になぞらえ、興味深い分析をしてくださった。さらに、現在の日本のエホバの証人は、一人の人をバプテスマに導くのに2万時間以上を要している、これは世界中の平均の5倍である。最近の日本のエホバの証人たちがいかに苦しい立場に追い込まれているかを知ってもらいたいと言われました。
石坂さん、本当にありがとうございました。
暑かった夏が去り、金木犀の良い香りと虫の音に秋の訪れを感じる季節となりました。今日は大野キリスト教会の元伝道師、背山藤枝先生をお招きしてのクラスでした。
礼拝は＜�汽灰螢鵐�9：19〜23＞から、メッセージを取り次いでくださり、パウロの信仰について学ぶことができました。私たちは人に自分の意図通りに思いを伝えることは難しい現実があります。人はそれぞれの背景があり、時には麗しき誤解を生じることもありますが、その人の背景を知っておくことはとても大切なことです。パウロは福音を伝えるとき、常に相手の立場に立っています。ユダヤ人にはユダヤ人のように。人は純粋であろうとすると排他的になってしまうことに陥りやすいですが、パウロはイエスに出会い、劇的な回心をして、福音に対しては人一倍熱烈な伝道者でありながら、しかし幅広い視野をもち、他の人を受け入れ、福音を伝えるために常に相手の立場を考えて行動をしています。パウロのその信仰の姿から私たちは、エホバの証人の方々に対して、どのように取り組むことができるのだろうか。「エホバの証人に対してエホバの証人のように」とは一体どういうことなのか。それは相手の教理や組織の特質をよく知り、学ぶことであると語られました。
エホバの証人に対しては、�‖崚戮筝斉阿鬟愁侫箸豊�独特な教理と思考枠を理解して対応する��聖書に敬意をもって、こちらもそれに備えること、等が大切である。しかし、それは必要条件であって必ずしも十分条件ではないことも覚えて、対応をしていくことが必要であると、力強くお話しくださいました。
午前のクラスでは、「エホバの御名」について学びました。ものみの塔は「エホバ」という名前を使うことに固執しているが、実はそのことが問題であるとの指摘がありました。また、ユダヤ人たちの「神の表現」を学び、いろいろあることに驚きました。午後からは背山先生がエホバの証人問題に関わったはじめの出来事から、今日に至るまでの様々なエピソードを面白く、また楽しくお証ししてくださいました。
最後に「ものみの塔」組織に日本人は非常にはまりやすいことをお話しくださいました。�仝�威に従いやすい要素もあるため、この組織の体質に疑問をもちにくい。�∪蚕颪離戞璽垢�弱いので、ソフトな言動や身なりだけで信用してしまう。��証人は特定の聖書箇所を伝える訓練ができているので、聖書をよく知っていると思われやすい。等々。「なるほど！」と出席者は皆頷いていました。また脱会された方にはアフターケアが必要であることを強調されました。繰り返しの教理で教え込まれた思考枠を、一つ一つ置き換えていく作業は大変ではあるけれども、組織を脱会したその人が、新しい人生を歩んでいくために大切な作業であることを語られました。
講義の最後に今日遠く滋賀県から出席してくださったお二人の元証人の方が、背山先生の話に「ほんとうにその通りです！」とご自身の経験を通してお話しくださいました。組織の間違いに気づかれ抜け出たところから、また新たな大切な作業が始まることを心に深く思わされ、エホバの証人問題の根深さに心が痛む思いと、本当の救いは聖書のメッセージの中にこそあることを確認して、ホッとする思いがいたしました。
いつも祈りながら愛をもって、誠実にすべての事に取り組まれている背山先生のお人柄の根底に神様に対しての深い信頼、真摯な信仰者としての姿勢があることを思わされ、襟の正される思いがいたしました。
今日は日本基督教団春日部教会の白石多美出先生をお迎えしてのクラスでした。久しぶりにＪＷ２世の兄や、遠く北陸から出席してくださったご家族、会社の休暇を利用して出席してくださった兄の参加で、いつものように賑やかで、和やかなクラスとなりました。礼拝は＜ルカの福音書１０章２５節〜３７節＞から、「どうしたら良い人間関係がもてるのか。ほんとうに知るということはどういうことなのか」を中心に３つのポイントでメッセージを取り次いでくださいました。
この聖書の箇所は「良きサマリア人」の話として有名な個所ですが、今日は律法の専門家に焦点を当ててお話しくださいました。
�� イエスを試そうとする態度。（10：25）イエスと敵対関係にあるこの律法学者に対して、イエス様は会話をはぐらかすことなく、彼が良く知っていることに目を向けさせながら、「本当に知る」とはどういうことなのかを語りかけてくださった。
�� 自分の優位性を強調する者の態度。「私の隣人とはだれのことですか」（10:29）と傲慢な知識を誇る態度、その中にむしろ知恵の無さを吐露してしまっているこの律法の専門家に、イエス様は良きサマリア人のたとえ話をしながら、相手に考えさせて、ほんとうの隣人の姿を示された。
�� 「行為」によっては永遠のいのちを得ることはできないことを悟らせようとした。永遠のいのちは信仰によってのみ与えられるものである。それは今日の私たちにも語りかけられているメッセージである。
人間は「何かをしたという行為」によって益が得られると考えがちであるが、しかし、イエス様はイエスを信じる信仰により、永遠のいのちが与えられることを示された。どんなに律法に精通していても、知識だけでは人を高ぶらせるだけであり、知識が知恵になっていかなければならない。私たちに信仰が与えられたのは、まさに「神の知恵」であることを覚えたい。
礼拝後は、「人生を変える力」（リック・ウォレン著）、第7章「親切を身に着ける」から学びが続けられました。親切は選択であり、親切を身に着けるかどうかは、私たちが自分で決めることなのであることを学びました。「人の必要に敏感になること」「親切な人は人を励まし、相手を立てあげる人」「相手の心情を理解し、痛みに共感し思いやりの心をもつこと」「素直になる」「機会を逃さず自発的に行動する」等々、親切を身に着けるための大切なポイントを学びました。「そんなことは絶対できない！」と、いつもユニークな経験を話してくださるＭ兄の発言に、一同大爆笑でしたが、「実際に現実の生活の中で親切を身に着けることは難しいこともあるが、その根底にはいつもイエス様の愛があり、そしてより良い人間関係の秘訣は、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」（�汽謄汽蹈縫�5:16-18）です。感謝すると心に喜びが溢れますよ。」と、白石先生が優しく私たちを諭してくださいました。今日も心が温かくなり、重荷が軽くなって帰宅することができました。白石先生、今日も良き学びをありがとうございました！