台風の通過が気になる一日でしたが、今日も楽しいクラスが開かれました。礼拝では、創世記23章より「妻サラの死に直面したアブラハム」というメッセージが取り次がれました。アブラハムは妻の死を経験し、嘆き、墓地を購入し、遠い将来のために畑地を備えました。続いてヨセフの死やアムノンの死についても説明がありました。旧約聖書には死を悼む記事がたくさんあるのに、復活の希望はないと言われたことにびっくりしました。そして新約聖書では全く異なり、特にコリント人への手紙第一15章は、キリストの復活がクリスチャンの復活の体のモデルであるとの解説がありました。
その後のクラスでは、この世界にあるすべての活動、例えば、学問、音楽、小説、芸術、スポーツ、趣味、政治、経済、福祉、旅行、レクリエーション、芸能、マスコミ、その他さまざまの宗教や風習などの領域において、マタイの福音書28章18節の「キリストの主権」がどのように関わるのかという問題が取り上げられました。その問題を解く鍵は「イエスの説かれた神の国」にあるという解説には、目からウロコの経験でした。そのような考えに到達するのに、中澤先生がクリスチャンになって以来60年、牧師になってから50年間の葛藤があったことを知りました。神学が、信仰生活そのものに根ざしていることがよくわかり、先生の喜びが強く伝わってきました。4時間のクラスはあっという間に終わってしまい、信仰のすばらしさに感動しながら、家路につきました。
長い夏休みが終わり、楽しみにしていた二学期のクラスがやっと始まりました。礼拝では、コリント人への手紙第一15章26-28節より、「死を見据えた人生を歩む」というメッセージがありました。旧約聖書においては、死者は「陰府（シェオール）」に行くが、戻ってくる（復活する）という思想はなかった。さらに、「嘆き（アバールまたはサーファド）」はとても重要なことであり、日本における葬儀もこの流れの中で考えると良いことがわかりました。そして新約聖書では、「からだの復活」がもっとも重要なことで、その前の状態は「眠った状態」だったのか、それとも「パラダイス」にいくのかが問題として論じられているというお話でした。この答えは、さまざまな哲学的な問題を踏まえて考える必要があるのだとわかりました。
その後のクラスでは、（個人であれ、宇宙的であれ）終末的な問題を扱うときに気をつけねばならない事柄を学びました。また、キリスト教の福音派の最近の神学の傾向について、中澤先生の個人的な体験を通して話してくださいました。神学が広がっていくとか、変わっていくということは当たり前だと思っていましたが、実は大変なことなのだなと実感しました。
午後からのクラスでは、石坂元エホバの証人長老が、ものみの塔の組織を理解するためのビデオを見せてくださり、一般の信者がどのようにマインドコントロールされ、プレッシャーを感じていくのかを説明してくださいました。エホバの証人の世界は、文書やビデオでは表面的なことしか分からないことを改めて感じました。
久しぶりのクラスで、私の小さな頭はパンパンという感じでしたが、私に必要なことばかりで、とても有意義な学びでした。
今学期もよろしくご指導ください。
今日は、一学期最後のクラスでした。新しい方々、久しぶりの方々も加わり、充実した学びのときになりました。礼拝では、ローマ人への手紙1章16−17節より「福音と救いと信仰」というメッセージが取り次がれました。多くのクリスチャンは、福音と救いの区別をしていないために混乱が起きています。福音は「よき知らせ」で、出来事（ニュース）を指します。それが聞く人にとってすばらしいニュースであることから「よき知らせ」になります。それに対し救いは、「元の状態に回復する」というのが原義です。人は「神のかたち」に造られたのですが、人間の堕落によってそれが壊れてしまいました。しかし、キリストの福音（受肉、十字架、復活の出来事）を信じた結果、神のかたちが回復されます。「信じる」とは、�｜療�承認、�▲�リストへの信頼、��聖霊の働きに応答しながら歩んでいく、の3つのことが含まれることを学びました。長い間、もやもやしていたことが、この学びですっきりしました。続く午前のクラスでは、礼拝で語られたメッセージについての様々な質問やコメントが受講生から出され、そのことを中心に皆で話し合いました。
午後からのクラスでは、石坂元長老から、ものみの塔関係の3本のビデオを見せていただき、マインドコントロールや審理委員会の恐ろしさ、統治体の巧みなごまかしなどについて話し合いました。クラスが終わってから、ものみの塔の問題で悩んでいるご家族の方々が遅くまで元長老やJWTCのスタッフたちと相談されていました。ものみの塔の被害は依然として大きなものであることを改めて感じました。
今学期の学びは今日で終わり、これから2ヶ月の夏休みに入ります。私にとっては受講生の皆様とお会いできないのがとても残念ですが、今年は夏休みでなければできないような集中した学びをしたいと考えています。
1学期の間、中澤先生を始めスタッフの皆様が大きなご労を取ってくださったことを心より感謝いたします。
7月に入り、梅雨があけたかのように感じさせる暑い日々が続いています。今日の礼拝では、「人とは何者なのか」との問いを発しているヨブ記7章17節、詩篇8篇4節、144篇3節からメッセージが取り次がれました。同じ問いであっても、語られている状況によってその内容が全く違うことを詳しく解説してくださいました。現代の私たちもまた、それぞれの状況の中で「人間とは何者なのか」という問いを発し続けることの大切さがよく分かりました。
その後のクラスでは、聖書をストーリーとして理解するようになった聖書学の歴史を教えていただきました。このような考え方が、1980年頃からの新しいものであることを知り、驚きました。しかも、「ストーリー」という言葉を使うことがいかに便利であるか、身近な実例を通して説明をしてくださいました。聖書は「神と神の民と被造物」の関わりを明らかにしたストーリーであるとすれば、賛美歌も、祈りも、礼拝も、説教も、伝道も、牧会の方法も、病院の訪問さえも、すべてが変わってくるというお話には、深く納得させられました。
最後のクラスでは、タイで孤児たちを育てながら宣教のお働きを展開されている平山宣教師のお証があり、大きな励ましを受けました。新しい方々も参加され、今日もすばらしい学びの時となりました。感謝！！
梅雨の中休みでしょうか、天候にも恵まれ、3週間ぶりにクラスが開かれました。今日は、中澤牧師の義理のお兄さん石井秀人さんの告別式が大野教会で行われたため、少々イレギュラーなクラス構成となりました。しかし、いつものとおり、すばらしい学びの時でした。礼拝では、コロサイ人への手紙1章15〜17節より「万物の創造前の神の会談」というメッセージが取り次がれました。三位一体の神は、創造以前に集まり、これからの創造のわざをどのように進めていこうかと、コーヒーを飲みながら話し合った。その結果、この世界にある万物を、キリストが、キリストご自身のために造られることを決められたと、話してくださいました。これまで私がもっていた疑問の幾つかに対して、よい回答が得られました。
続いて12時から1時までは、死の直前に病床洗礼を受けられた石井さんの告別式に受講生一同も参加しました。その後2時からクラスが再開され、人は死んだ後どこに行くのか、「新天新地と復活のからだ」はどのように人間に備えられるのかということが詳しく解説されました。今日の学びを通し、キリストを信じることはどれほど大きな恵みの中に招かれることだったのかを、改めて確認させていただき、感謝の気持ちいっぱいで、帰途につきました。
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